管理人日記

本戦出場へ大きな一歩、大勝の夜にお酒が飲めないなんて!

素晴らしい試合を見たあとは、美味しいお酒を飲んでゆっくりと余韻に浸る……。

多くのスポーツファンが、そんな楽しみ方をしているだろう。

しかし、残念ながらモンゴルでU-19日本代表がU-19マカオ代表に18-0という記録的なスコアで勝利した試合後、この試合を見たファン・サポーターは、いつものように喜ぶことはできなかった。

モンゴルでは毎月1日が、禁酒デーとなっており、アルコールの売買ができないそうだ。

韓国料理店に入り、キムチチゲとビールを……と目論んだ僕も、「ビール!」と注文した瞬間、店員に何やらすごい剣幕でまくしたてられた。「ワカラナーイ」と両手を広げてアピールしたら、「No Beer」とピシャリ。結局、イラン取材のときと同じように、ファンタオレンジをビールの代わりに飲むこととなった。

この記事が面白くなかったら、それはきっとビールが飲めず、思ったことを酔いに任せて書けなかったからだろう。

 

そんな前置きはさておき、日本の18-0という勝利は、本当に歴史的なものだと思う。

近年はアジア各国のレベルも高まってきており、フル代表ではこれほど大差がつく試合は、なかなか目にすることができなくなった。

ただし例外がある。イラン戦だけは、昔も今も、大差の付く試合が1大会に1度は必ずある。あの決定力であったり、相手を叩き潰せるメンタルは、何なのだろう。

 

先日、名古屋オーシャンズが立川・府中アスレティックFCとの試合を3-3で引き分けた。どちらにも勝つチャンスがあった、非常に見ごたえのある試合だった。

その試合後、ペドロ・コスタ監督と記者会見後に話をした。

「日本人選手が点を取れないのは、なんでだと思いますか? たとえば西谷良介と吉川智貴。彼らは本当にうまいし、チームのために戦える。でも彼らの能力からすれば、もっと点を取れると思うし、名古屋の日本人選手のゴールが少ないのは、日本代表にとっても問題になりかねない」ということを伝えた。

ペドロ・コスタ監督は「得点が取れなくて困っているのは、日本だけではない。どの国も結局は、点を取れるブラジル人選手が帰化して、ゴールを挙げている」と、切り返してきた。

そして、「確かに、西谷と吉川はもっと点が取れる能力がある選手だと思うし、チームは彼らのゴールを必要としている。彼らほど左右の両足で同じようにボールを蹴ることができる選手は世界的にもいない。技術的には本当にトップにいると思う。じゃあ、彼らがなぜ点を取ることができないか。問題は足ではないよね。技術は十分にあるんだから。問題は頭の中だと思う」と続けた。

彼らはウォーミングアップでは、コースを狙ったシュートをズバズバと決める。しかし、試合になると枠を外れたり、コースが甘くなってGKに止められたりする。

そう指摘すると「試合と練習ではまったく違う状況になる。勝たなければいけない、決めなければいけないという心理が働き、頭の中にあるプレッシャーは、まったく別のものだ」と言い、「その中で彼らは、気持ちを切り替えなければいけない。『チームは俺のゴールを必要としているんだ』『チームを勝たせる得点を俺が決めるんだ』。そう思うようにならなければ、変わらないと思う」と、ゴールを取る執念の欠如を指摘した。

彼らとてゴールを決められずに、平穏でいるわけではないだろう。内心では自分にムカついているはずだ。うまく感情をコントロールできているのかもしれないが、その怒りは周囲に伝わってこないし、やっぱり大事な場面で名古屋のために点を取っているのは、ブラジル人選手だ。

もちろんチーム内でこなしている仕事の量や質を考えたとき、負担がかかっているのは間違いない。それでも、2020年を考えると、彼らにはもっとゴールを求めたい。

 

ゴールへの執念とは、少し違う感じがするが、この日のU-19日本代表は、最後まで一人ひとりがゴールを狙い続けていた。非常に地味な働きをしながらも、ピッチに立っていた時間帯はチームを落ち着かせていたFP木村優太にしても、ベンチから「ディアゴナルで1点狙おう!」という声が出ると、その動きを体現してフィニッシュを放った。GKに防がれ苦い表情を浮かべたものの、このプレーで得たCKから本石猛裕のゴールが決まっている。

イランのように、「相手の心を粉砕してやろう」という仰々しい感じではなく、「こんな形をやってみよう」「こうやったら点を取れるんじゃないか」という探求心に近いものだった気もするが、競い合うようにゴールを重ねていく姿は、これまでの日本代表であまり見られないような姿だったと思う。

そうした探求心を持っているときは、強い。ただ同時に、自分たちが絶対にかなわないと感じる相手が出てきてしまうと、脆くもなる。本大会までに、どれだけ力を積み重ねていけるかが非常に大事であるし、今日のマカオほど弱い相手は、今後いないと思ったほうがいいだろう。

相手のスカウティングを進めている鈴木隆二監督によると、次の香港はマカオとはレベルも、プレースタイルも「まったく別の相手」だという。そんな相手との試合を中1日で迎える若い日本代表は、どのような戦いぶりを見せるか。

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3日の香港戦では、この日の試合後、美酒に酔うことが許されなかったファン・サポーターが、2試合分、楽しめるような試合を期待したい。

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