[2.9 F1第32節 すみだ 3-2 北海道 駒沢屋内]
Fリーグ・ディビジョン1は9日、第32節を行い、第2試合ではフウガドールすみだとエスポラーダ北海道が対戦した。試合は3-2ですみだが勝利している。2019年に入り、4試合未勝利だったすみだだが、3-2で勝利して2019年初勝利を収めている。敗れた北海道は、今節、自力で残留を確定させることはできなかった。
開始早々、北海道がチャンスを作り、FP小島翼がシュートを放ったが、これは日本代表GK矢澤大夢がセーブした。対するすみだは、前半3分、縦パスを織り交ぜて攻め込み、最後はFP宮崎曉がゴールを決めた。
すみだは、今季限りで退団が発表されたFPボラも出場し、追加点を狙いに行った。前半14分には、FP丹羽脩人が左サイドから中に切り込み、右足を振り抜く。強烈なシュートはクロスバーに嫌われて、得点はできなかった。北海道も18分にFP田村陸が抜け出してシュートを放ったが、GK矢澤にブロックされている。それでも19分には小島のパスカットからカウンターを仕掛け、最後はFP水上玄太がループシュートでゴールネットを揺らし、1-1の同点に追いついた。
追いついた北海道だが、前半終了間際にアクシデントが起き、田辺が足首を負傷してしまう。それでも残り4秒、タイムアウトを取った北海道はプレー再開後のCKからFP鈴木裕太郎がボレーシュートを放つ。これはゴール左に逸れたが、そこに詰めていた小島が押し込み、2-1と逆転して前半を折り返した。
後半に入り、両チームに決定機が訪れる。序盤から北海道が攻め込むが、後半から出場したGK岸将太がゴールを守る。対するすみだは後半6分にFP清水誠也がゴールを狙ったが、ゴール前で鈴木がヘディングで枠外にクリアーした。同9分にも宮崎が岡村との連携からシュートを狙ったが、GK三浦拓の股下を抜けたボールは、右ポストを叩いて外れていった。
北海道も12分、後方からのロングボールを水上が収めてシュートしたが、GK岸に防がれ、こちらも得点を挙げられない。
両チームにとってもどかしい時間が続くなか、後半13分にはすみだが同点に追いつく。FP中田秀人のCKから、丹羽がゴールを決めて2-2とした。これで勢いづいたすみだは、中田のパスを受けた清水の落としをFP田村佳翔が左足でゴールを決めて、3-2と逆転した。
後半17分には鈴木がシュートを放つが、クロスバーに嫌われる。残り3分を切って北海道はFP十川祐樹をフライングGKにパワープレーを始めたが、押し込みながらも得点を挙げられない。北海道は残り3秒でタイムアウトを取り、勝利への執念を見せたが、試合再開後のセットプレーからの水上のシュートもGK岸に止められて2-3で敗れた。
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