【U-20アジア選手権】日本はイラクから1点を奪えずに準々決勝で敗退

[5.23 第1回AFCU-20フットサル選手権 日本 0-1 イラク バンコクアリーナ]

第1回AFCU-20フットサル選手権は22日、準々決勝の4試合を行い、U-20日本代表はU-20イラク代表と対戦した。日本は自分たちのプラン通りにゲームを進めていったものの、ロングカウンターから先制点を許す。その後はゴールを奪えないまま試合終了を迎え、準決勝に進むことはできなかった。

日本の先発は、グループステージ最終戦のベトナム戦と同じく、GK山田正剛、FP石田健太郎、FP中村充、FP植松晃都、FP清水和也の5選手。立ち上がりから日本は3-1の布陣を敷くイラクを相手にハーフまで引いて守り、1対1に特徴のある選手たちにスピードのある攻撃を許さなかった。相手にやりたいことをさせずに、試合の主導権を握った日本が最初にチャンスをつかんだのは、前半7分。相手GKが攻撃参加し、シュートを放ったが中途半端になる。これを拾った中村が、無人のゴールを狙ったがシュートはミートしきれずに枠を逸れていった。その直後にも日本は良い形でボールを奪い、清水がシュートを放つが、右へ外れていく。

その後も日本はキックインから多くのチャンスを作り、10分にはFP岡田祥慶のキックインからFP樋口岳志がゴールを捉えたシュートを打つが、GKの好守に阻まれる。なかなか攻撃がかみ合わないイラクは、11分にタイムアウトを取り、前線に張っていたピヴォの選手が左右に流れる動きを見せ始める。14分には、FP山田慈英のミスからボールを失い、巨漢ピヴォのファハドにシュートを打たれるなど、危ない場面も何度かあったが、GK山田正剛のセービングもあり、得点を許さなかった。

前線のピヴォへうまくボールを送ることができないイラクに対して、日本はボールを握らせながら、カウンター、セットプレーからゴールを狙っていく。15分、日本は再びキックインから樋口がシュートを放ったが、ここもGKに阻まれて得点できない。その後は日本のシュートのほとんどが枠を逸れ、得点は挙げられなかった。

日本の守備に対する攻略法を見つけられていなかったイラクに対し、日本は少しずつ前でプレッシングをハメていく形が見えてくる。そこに落とし穴があった。前半19分、プレスの裏をかかれる形で、ロングボールを前線に入れられてしまう。これをフィクソの位置にいた中村とピヴォの位置にいたハムザがボールを争う形になると、ハムザは先にボールを処理した中村の足ごとボールを持っていくが、ファウルにはならず。GK山田との1対1を制したハムザが、先制点を日本ゴールに決めた。試合再開後、日本はハーフから前に出ない守備を続けると、イラクは最後尾で時間を使って、前半を終えた。

後半に入っても、ゲームをコントロールしていたのは日本だった。後半1分、FP植松晃都が放ったシュートは左へ外れていく。3分、清水が右サイドから放ったシュートも、左へ切れていった。日本にとって最大の決定機は、後半5分、GK山田正が素早く清水にフィードする。清水がDFを引き付けて、岡田にパス。フリーになっていた岡田だが、ここでもシュートを枠に飛ばせない。

前がかりにならざるを得ない日本に対し、イラクも本来の空間を有効に使う攻めが見られ始める。8分、9分には立て続けにカウンターからチャンスを迎えたが、GK山田正が1対1でも体を張った守備でゴールを守り抜く。アタッキングサード付近まではボールを運べる日本だが、焦りからか、シュートが枠を捉えられない。17分には中村がシュートを枠に飛ばしたが、GKに阻まれてしまう。

残り2分を切ったところで、日本はタイムアウトを取り、FP仁井貴仁にGKユニフォームを着せ、パワープレーを開始する。ここから数的優位を生かした攻撃を仕掛けたかった日本だが、最初の1分間はバックパスのファウルを取られるなど攻撃を仕掛けられないまま、時計の針を進めてしまった。イラクの守備がルーズだったこともあり、日本にもチャンスはつくれそうだったが、プレーの精度を欠き、タイムアップ。苦しみながら決勝トーナメント進出を果たした日本は、ゲームをコントロールしたものの、得点を挙げることができずに、大会を去ることとなった。