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【全日本女子選手権】アルコイリス越えを誓うSWH FP中村「良い舞台で、もっと良い試合をしたかった」

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念願だった舞台での兵庫県対決は、思わぬ結果に終わってしまった。大会の出場枠に変更があった今大会。史上初めて決勝には兵庫県の2チームが勝ち上がった。大学卒業後、7年に渡ってSWHレディース(関西/兵庫)でプレーを続けてきたFP中村茜は、この舞台でのライバルとの対戦を待ち望んでいた。それだけに敗戦後のショックも大きかった。

 

「決勝で兵庫県対決ができたことは、アルコイリスに負けていた時代からの念願でした。良い舞台で、もっと良い試合をしたかったなと。0-4というスコアだと完敗なので、残念です」と、試合直後に語った。

 

前回女王として今大会に臨んでいたSWHだったが、序盤からアルコイリスのプレッシングに苦しめられ、なかなか好機をつくり出せなかった。

 

「逃げていたわけではないですが、ちょっとビビッていたかもしれません。もっと自分たちの良さを、自分たちがやってきたことをうまく出せていたら、また違った入り方ができたと思うのですが、つい飲まれてしまった。決勝という舞台よりも、相手に飲まれてしまったんでしょうね。ずっとやってきているライバルなので、お互い良い所とか嫌なところが分かっているので、ちょっとビビッてしまっていたのかもしれません」

 

流れの中で、なかなかチャンスがつくれない。そうした展開では、キックインなどのセットプレーで、その流れを変えることもできる。キックインなどでキッカーを務める中村は、「練習はしていたのですがゴールを取れませんでした。セットプレーは私たちの武器の一つなのですが、この舞台では得点できなかったので、今後の関西リーグと、そこでアルコイリスを倒せば地域チャンピオンズリーグもあるので、もっと精度を上げていきたいと思います」と、新たな課題を見出していた。

 

SWHはタイトルを守ることはできなかったが、これで4大会連続、兵庫県勢が大会を制している。なぜ、兵庫の2クラブはこれだけ強いのだろうか。「良いライバルがいるので」と、中村は即答した。

 

「良いライバルがいるので。アルコがずっと目標でしたし、せっかくの大きい舞台だったので、SWHもあるぞって見せたかったですね。去年は、私たちが優勝しましたが、やっぱり『兵庫県でアルコに勝っていたから、全国でも負けちゃダメ』という使命感がありました。今年は、全国でアルコに勝つっていう気持ちが強かったのですが…」

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お互いを高め合えるライバルとの関係は、今大会が終わっても続いて行く。今年の地域女子チャンピオンズリーグの出場権を巡り、再びアルコイリスとの戦いが始まる。

 

「地域チャンピオンズリーグの枠が、今年は(関西リーグから)一つしかないので、そこに向けてやっていくしかありません。1月の直接対決には負けられませんし、打倒アルコで頑張ります。女王はアルコなので、そこを虎視眈々と狙っていくしかないです」

 

打倒アルコイリスを目標にピッチを駆け続けてきた中村は、全国大会の決勝での大敗を機に、再びその決意を新たにした。

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