【全日本女子選手権】決勝で完封負けを喫したSWHレディースFP網城「チームとしての今の実力」

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昨年の女王と、一昨年の女王による決勝戦。これだけでも、名勝負の予感が漂ってくるが、この2チームがSWHレディースフットサルクラブ(関西/兵庫)とアルコイリス神戸(関西/兵庫)だったことが、決勝戦をより特別なものにしていった。

 

ともに兵庫を本拠地とするクラブは、昨年まで全国の舞台に並び立つことはできなかった。兵庫県予選から関西予選に勝ち進めるチームが1チームしかなく、どちらかが涙を飲んでいたからだ。今年も関西予選決勝で対戦していた両チームは、再び全国大会の決勝で相対することとなった。「前回の地域チャンピオンズリーグの準決勝でも当たっていて、一つの目標として兵庫県同士で選手権の決勝を戦おうという話は両チームでしていました。そこは良かったのですが、結果としては悔しいです」。そう語るのは、前回女王のSWHで10番を背負うFP網城安奈だ。

 

SWHはライバルに0-4で敗れ、2連覇を達成することはできなかった。姫路獨協大時代から「女メッシ」と評されていた切れ味鋭いドリブルで、SWHの攻撃を支える網城も、予想以上に厳重な相手のマークに苦しめられた。

 

「(アルコイリスとは)同じ関西地域で、兵庫県の代表決定戦でも戦っていますし、お互いの特徴も把握している中で、私がドリブルが得意なのも知っていますから。ある程度のことは考えていたのですが、結構こられたので…。でも、そこを打開できなかったのも、チームとしての今の実力だと思いますし、私、個人の実力がここかなという印象です」

 

中心選手であるFP奥村愛を腰痛で欠くなど、ベストメンバーで戦うことができなかった。だが、それは敗因にならないと、網城は言い切る。「新加入選手も入ってきて、選手層は大会に出ていた中でも厚かったと思うので、そこは言い訳にはできません。誰が出ても、SWHのフットサルができないと、こんな結果になってしまうので。実力不足です」。

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敗因の一つに、網城が挙げたのが『決定力』だった。

 

「決めきるところが…。前半は自分たちの方が絶対にチャンスがあったので、あそこで1点を取っておけばと今、思います。関西予選からそうですが、決定力不足が敗因の一つだと思います」

 

大会初戦のファンレディースフットボールクラブ2009(東北/宮城)戦では、6分から8分の3分間でハットトリックという高い決定力も示していた網城。「予選の入りは良かったんで、自信はあったんですけど。準決勝、決勝で点を取れなかったのは悔しいですね」と、決勝ラウンドで得点を決められなかったことを悔しがる。

 

それでも、フットサルは続く。2017年2月に開催される予定の第4回FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグ出場が当面の目標となる。悔しさとともに大会を去ることになった網城は「前回大会の決勝で私たちが負けてしまった(対丸岡ラック●1-2)ので、関西の出場枠が1枠に減ってしまいました。アルコイリスを含めて他のチームに勝たないといけません。今度は拮抗した試合を見せられるように、そして借りを返せるように頑張ります」と、言葉に力を込めた。

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