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【アジア選手権】目指すは2大会ぶりの決勝 イラクを警戒する日本代表 ブルーノ・ガルシア監督「非常に力のある成長期にある強いチーム」

[2.8 AFCフットサル選手権準々決勝 日本 2-0 バーレーン 台北大学]

AFCフットサル選手権は8日、準々決勝を行い、B組1位のフットサル日本代表は、A組2位のバーレーン代表と対戦した。試合は2-0で日本が勝利し、2大会ぶりにベスト4進出を果たしている。試合後、日本代表のブルーノ・ガルシア監督は、試合ごとに成長しているチームに満足を示すとともに、準決勝で対戦するイラクへの警戒心を見せた。

以下、バーレーン戦後のブルーノ・ガルシア監督のコメント

――準決勝進出おめでとうございます。試合の感想を聞かせてください。
ブルーノ その前に、まず私に1分ください。この台湾の地で、地震が起きてしまったことをとても悲しく思います。フットサル日本代表は、皆さまを支えたいと思っています。

小森隆弘サブダイレクター 日本サッカー協会としても、今回、台湾で起きたしまった大きな地震の被害者にお見舞いとお悔やみを申し上げます。日本でも近年、同様の災害が起きた経験がありますし、共感する部分があります。私たちにできることは決して多くありませんが、心は皆さまとともにあります。

ブルーノ また、今日の試合で私たちは、バーレーンに勝利しましたが、彼らに敬意を示したいと思います。彼らは非常に良い大会を過ごしました(※バーレーンは今大会初めてグループステージを突破した)。ありがとうございました。では、皆さんの質問に答えさせていただきます。ここまでの戦いぶりには、良い感触があります。私たちは前のウズベキスタン戦からも成長できていました。試合ごとにレベルが上がってきています。良い試合ができましたし、この準々決勝というのは、大会でも大きなポイントです。なぜなら、負けたらすぐに家に帰らないといけません。しかし、勝てば大会の最終日までプレーできます。私たちは、そのチケットをつかむことができました。これによって最低でも、大会の最終日までプレーする権利を得ました。すでに私たちは明日の試合、イラク戦について考えています。彼らの代表選手のほとんどはAFCクラブ選手権にも出場していました。そこで決勝に進出した選手が多くいますし、U-20選手権でも決勝を戦っています。非常に力のある成長期にある強いチームです。ここまでの戦いと同じように、もしくはそれ以上に、しっかりと準備をして、休息をとって臨みたいと思います。

――次の試合までわずか24時間しかありませんが、どのように準備しますか。
ブルーノ 難しいことですね。フィジカルコンディションに問題があります。ここからなるべく早い回復を心掛け、休めるだけ休まないといけません。それでもスケジュールがタイトになることは事前にわかっていましたし、国内での短期キャンプからこういう状況を想定して準備をしてきました。また、この大会の予選となったタイで行われた東アジア選手権でも、3日で3試合をこなしています。連戦を体験していますし、予測を立てて準備もしているので、いまはリカバリーに集中しなければいけません。フィジカルコンディションが一番重要になるゲームだと思うので、そこに集中したいと思います。

――相手の監督は、世界有数の選手である逸見勝利ラファエル選手を抑えることがカギと話していました。監督は、彼の今日のパフォーマンスをどう感じていますか?
ブルーノ 今日のパフォーマンスも良かったと思いますし、彼は非常に力のあるポルトガルのリーグで、世界でも最も重要なクラブの一つであるベンフィカでも、中心選手として戦っています。その実績は、世界でもトップレベルにあることを示していると思います。ただ、日本代表は一人に頼るチームではなく、14人全員が自分たちの役割をこなし、良さを出して戦い、すべての試合でチームとしてプレーしています。一人の選手が勝敗を決めるわけではありません。今日の試合でも、2人の違う選手がゴールを取りました。別の試合では、別の選手がゴールを取っています。毎回、それぞれの試合に対する貢献度が変わっていても、14人全員がチームを支える力になっています。日本代表はそういうチームですので、もちろん逸見は質の高い選手ですが、決して彼一人に依存したチームではありません。

――攻めていても、なかなか追加点の入らない難しい試合でした。その中で若い選手が2点取ったことは大きな意味があるのではないでしょうか?
ブルーノ 両方のゴールはともに、本当に良いゴールでした。しかし、答えは先ほどと一緒で、その日の試合で点を取った選手が中心になっているわけではありません。全員が力を合わせて戦っている中で、今日は4番と12番の選手がゴールを決めました。前の試合では別の選手が決めました。そこに区別は存在しませんし、明日の試合ではもっと多くの選手が得点することを期待します。私は年齢で選手を分けません。若いか、ベテランかは関係ありません。チームにいる14人の選手は同じです。一つの試合では誰かが点をとり、次の試合では別の選手が点を取る。私は若い、ベテラン、経験がある、そういう選手の見方、区別をチームの中ではしていません。今日はあの2人が点を取って引っ張ってくれた。そういう意味で評価したいと思います。

――準備段階では3つのセットで取り組んできましたが、今日は2セットに分けて、組み合わせを変えながら戦っていたと思います。今も最善の組み合わせを模索しているのでしょうか?
ブルーノ これまでのやり方は、ルールを最大限に活用して、交代を何回もして誰でも出られるようにして、いろいろな戦い方ができることを活用した結果でした。実際にタイでやった予選は、3日間連戦でした。その必要性、構えが戦略として必要だったためやりました。しかし、今回の大会のスケジュール、相手を考えると、必ずしもそれが必要ではありません。このルールが定める範囲の中で、最適な取り組み方はこれだという構造でやっています。そのために12人のFPと2人のGKで、12人がいつ何時でも出られるように、あるいはどういう対戦相手でも、どういう状況でも、組み合わせてできるように考えて準備もしてきています。ですから、探っているというよりは、このゲームで最適な形を取った感じです。

――引いてくる相手に対して、カウンターからのピンチがあまりありませんでした。守備意識の高さは、ブルーノ監督の下ですごく強調されているように感じます。
ブルーノ 攻撃においても、守備においても、バランスを保ち続けることを強調してやってきています。今日のような相手とは、ここまで数多く試合をしてきていますが、往々にして、そういう戦術の狙いとしてはカウンターの、攻撃のポジティブトランジションのところで効果を出すことを得意としていて、洗練されています。そういうところに対してこそ、バランスが必要だという構えです。トランジションだけではなく、定位置守備、定位置攻撃のところでも、セットプレーのあとも含めて、バランスを保ちながらということは強調してきました。そういう対戦相手と実践を交えていく中で、さらに磨かれていき、トランジションだけではなく、どのシチュエーションでもバランスを保ちながらプレーできている結果だと思います。

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――イラクにはどんな印象ですか?
ブルーノ 2014年から代表レベルでも、クラブレベルでも、U-20年代でも、アジアの決勝の舞台に進むようなチームに成長してきています。2014年から著しく力を付けている印象です。これまでのアジアは、日本、イラン、タイという国が強豪として必ずトップに立つと見られていたと思います。しかし、イラク、ウズベキスタン、ベトナムなどが近年は力をつけてきていて、ウズベキスタンは実績も残してきています。アジアではフットサルの勢力図に対するデモクラシーが起きており、いろいろな国が台頭している状況です。その一角として、イラクを挙げられると思っています。

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