フットサル日本代表

【日本代表】イラン遠征の重要性を説くブルーノ・ガルシア監督「非常に大きなチャレンジが待っている」

フットサル日本代表は21日から27日にかけて、イラン遠征を行う。その遠征メンバー発表会見が14日に行われ、ブルーノ・ガルシア監督は今回の遠征メンバーの招集理由、今大会に参加する意義、さらに2020W杯に向けての強化の道筋について話している。

以下、日本代表メンバー発表会見でのブルーノ・ガルシア監督のコメント
ブルーノ コンニチワ。まず初めに、お時間をいただきましてありがとうございます。お手元にお配りした資料は、イラン遠征の代表メンバーであり14名のリストになっています。GK2人で、(ピレス・)イゴール選手と関口優志選手。フィクソは3人で皆本晃選手、滝田学選手、安藤良平選手。ピヴォは3人で、森岡薫選手、星翔太選手、小門勇太選手。アラは6人で、3人ずつでタイプを分けています。色々なポジョンをこなせる3人として西谷良平選手、吉川智貴選手、内村俊太選手。残りの3人は室田祐希選手、加藤未渚実選手、内田隼太選手となっています。この中には、今年の2月に行われたAFCフットサル選手権に出場していない選手が5名います。安藤選手、内村選手、加藤選手、小門選手、内田選手です。その中で内田選手以外の4人は、その後に行われたハンガリー・フランス遠征に帯同しています。

内田選手については、最近行われている国内合宿に招集しています。ぜひ、海外遠征で、国際試合の経験を積んでほしいと思っています。内田選手はU-20の代表にも入っていて、そこで活躍をし続けて、リーグ戦でも活躍しています。そこからこのA代表にも入ってきて、私たちとしてはとても期待をかけている選手です。

この中には今回、いつも重要なポイントで招集していたのに、招集していない選手が2人います。逸見勝利ラファエル選手(ベンフィカ)と清水和也選手(エルポソB)です。この2人は、それぞれヨーロッパのポルトガルとスペインのクラブチームでプレーしています。今回のイランで開催されている遠征ですが、この期間のFIFAインターナショナルマッチデーは4日間しかありません。移動時間、距離を考えたとき、この大会で1試合に出られるかどうかという状態です。それは効率が悪いと判断したため、今回は招集していません。しかし、2人が活躍しているヨーロッパのリーグは、どちらも世界トップレベルにあります。そこで力を見せてくれていますし、引き続き期待しています。このリストにいないからどうということはありません。

そして大会の話ですが、4カ国対抗戦になります。イラン、ウクライナ、ベラルーシと日本が出場します。

イランについては説明がいらないかもしれませんが、現在もアジア王者ですし、何度もアジア選手権を優勝しています。また2016年のフットサルW杯では3位になっている世界的な強豪です。

ウクライナに関しても、ずっと世界の強豪グループの一角にいます。最近のUEFAフットサル選手権では5位になっています。2016年にコロンビアで行われたワールドカップでも、ベスト16に残っていますし、2012年大会でも5位に入賞したチームです。

ベラルーシについても最近、すごく力をつけてきているチーム、(フットサルに)すごく力を注いでいるチームであり、イランがアジア選手権の準備として親善試合を行った際には引き分けに持ち込んでいます。すごく大きな力をつけていますし、体格的にもとても大きく、ロシアのようなスタイルの強豪チームになってきています。

今回、この大会に参加することになった背景としては、2018年のAFCフットサル選手権の準優勝という結果は悪いものではありません。しかし事実として、トップに立つことはできませんでした。ですから引き続き強化をしていかなければいけません。フットサル日本代表は、2020年のAFCフットサル選手権優勝、そして同年のワールドカップ出場を目指しています。その目標に向けた強化として何が必要かを考えたとき、明らかに力をいれなければいけないのが、トレーニングの量を増やすことという結論に至りました。そのボリュームは国内合宿を行うことであったり、国際経験を積むボリュームであったりします。

その国際試合も、ただ海外のチームと試合をすれば良いというわけではありません。本当の強豪と厳しい状況の中での対戦をしないと強化にはつながらないと考えています。そういう議論をして、そういう結論を持って、「状況を変えていこう」と話をしています。そこでフットサル・ビーチサッカー部の奥田(泰久)部長、北澤(豪)委員長にも力を合わせていただいて、そういうことが実現できる状況が整ってきていることが、今回の背景にあります。国内合宿の回数も、定期的にできるようになりましたし、このような海外遠征も計画されている背景になってきている状況の第一弾です。

なんといっても今回はアジアチャンピオンで、強豪であるイランと相手のホームで、アウェー扱いされるという厳しい状況で、どれだけのことをやれるか。非常に大きなチャレンジが待っていると考えています。アリガトウゴザイマス。

以下、質疑応答。
――内田選手のプレーの特徴を教えてください。
ブルーノ 相手に脅威を与える一対一に強い攻撃的な選手です。そこからピヴォとコネクションをつくって、周りの選手とも連携ができます。クリエイティビティを発揮しながら攻撃に彩り、アクセントを与えてくれる選手です。特に攻撃面で非常にインテリジェンスの高い選手です。

──Fリーグ選抜は代表強化が目的だが、そこの選手が入っていないのは?
ブルーノ 色々なポイントがあります。一つ目は、最近の国内合宿ではFリーグ選抜の伊藤圭汰選手を招集しました。もう一つは、Fリーグ選抜の選手たちは、今はすごく力を見せてくれています。しかし昨シーズンまでは、それぞれの所属クラブで、ほとんど試合の出場経験がない選手たちです。Fリーグ選抜に入って、リーグ戦に参加していることは素晴らしいことですし、彼らのモチベーションは高まり、力もつけています。ただ、代表チームということを考えると、まだ段階を踏みながら力を見せてもらうことが必要かなと考えています。ただ、この前のトレーニングキャンプに伊藤選手に来てもらったことは、大きな出来事だと思いますし、チームメイトたちも大いに刺激を受けているのは間違いありません。

──イラン遠征の後に年内にまた海外遠征を行う予定はありますか。
ブルーノ はい。年末にかけて、もう一つ海外遠征を計画しています。

──2020年のW杯招致に日本は動いていますが、開催国となった場合は、予選免除になりますよね?
ブルーノ まだ見えていない状況なので、仮想の話になります。日本で開催されることになれば、素晴らしい機会になると確信しています。ただ、そのことによって私たちが目標としていた強化の指針、目標ポイントが変わることはありません。我々が達成していきたいこととは別に、そういう素晴らしい大会が日本で開催されれば良いなと思っていますし、何かできることがあれば応援したいなと思っています。その思いと、強化は別の話です。

──最終目標は2020W杯で良い成績を残すことだと思いますが、最終的な目標は何ですか?
ブルーノ 私たちは常に目の前のことから考えています。AFCの予選がまずあります。そこを勝ち抜くことができて、AFCフットサル選手権の本大会があります。それも勝ち抜いて、初めてW杯があります。目の前のことを一つひとつクリアしていくというマインドで取り組んでいます。ただ間違いなく言えることは、公式戦であろうが非公式戦であろうが、目の前の大会でトップに立てるように取り組むこと。私たちの取り組みというのは、そこに尽きると思います。

──いまの日本代表に足りないものは何だと考えていますか? そして、それを得るために今回のイラン遠征をどう活かしたいのでしょうか。
ブルーノ AFC選手権を振り返り、レポートにも書きましたし、色々なところでも話してきたことですが、今、私たちが直面しているイランというのは、彼らの歴史的にも黄金世代と呼ばれる選手たちです。先ほど活動のボリュームの話をしましたが、それだけの選手をそろえたイランが、我々の3倍以上の取り組みをして、大会に臨んでいました。トレーニングキャンプもそうですし、国際親善試合もそうです。

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ですから、まず1つ目としては、日本代表の活動のボリュームを増やすことが間違いなく必要です。それがあるからこそ、AFC選手権後は国内合宿の回数も増えていますし、今回のような遠征もできるようになりました。要求レベルの非常に高い経験ができる機会が生まれています。今回の遠征では4日間で、トップレベルの厳しい試合を3試合も行えます。さらにアジアチャピオンのホームに赴くという、簡単ではないことをやります。これは私にとって理想的な強化です。JFAがフットサルに対して真剣に取り組んでいることが、このように表れていると思います。

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