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【日本代表】U-19世代の選手たちを指導したブルーノ・ガルシア監督「日本には若い選手が必要」

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U-19日本代表は11月に3度、12月に1度のトレーニングキャンプを行った。2度目のトレーニングキャンプでは、フル代表の指揮を執るブルーノ・ガルシア監督も若い日本代表チームを指導した。今後、日本代表の強化を進めていくスペイン人監督に、今の日本フットサル界には、何が必要だと考えているかを尋ねた。

 

以下、11月の2度目の合宿時 ブルーノ・ガルシア監督のコメント

――U-19日本代表の指導をしたそうですが、どこにフォーカスして強化したのですか?

ブルーノ 鈴木隆二監督からも聞いているかもしれませんが、最初のトレーニングと2回目のトレーニングでは違う選手がきました。私たちは25名くらいのラージリストから選手を選んでいます。コーチングスタッフは、まず前回の合宿と違う選手たちがどういう選手かを確認して、チームの骨格となる選手たちを見つけました。今後は、その中心となる選手たちを呼びながら、来年の大会に向けて力を付けていかなければいけません。たくさんの若い選手が、さまざまなクラブから来ています。フットサルチームだけでなく、サッカーチームの選手、大学の選手、Fリーグの選手、下部組織の選手。最初は簡単ではありませんが、レベルを上げていかなければいけません。来年のU-20AFCフットサル選手権は非常に難しい大会になるでしょうからね。多くの国々のレベルが上がっています。もはや、イラン、日本、タイだけの時代ではありません。クウェート、ベトナム、オーストラリア、カタールなどなど、多くの国がフットサルで大きな成長をしています。

 

――ベトナム時代は、U-20のチームも教えていたのですか?

ブルーノ はい。今年2016年はトレーニングキャンプを1度やりました。2015年も1度やりました。レベルは良かったですよ。ベトナムでは多くの若い選手がフットサルをプレーしていますからね。代表は競技力があるチームだと思いますよ。

 

――日本にとっては驚異ですね。

ブルーノ 日本は、まず選手たちをシンクロナイズド(同期)しなければいけません。日本の弱点は、代表の活動期間が短いことです。

 

――ベトナムでは多くの時間があったのでしょうか?

ブルーノ はい。日本と比べたら非常に長かったです。ベトナムではリーグ戦が1カ月しかありませんからね。

 

――1カ月? 先日、ロナウジーニョ選手らが参加したインドリーグみたいですね。

ブルーノ 少し違いますね。2014年に私がベトナムに来たとき、リーグ戦はありませんでした。トーナメントだけです。各クラブは2カ月間、トーナメントに向けて準備をする。そして1週間でトーナメントをやる。1週間、休みをとり、また2カ月準備をする。そしてトーナメントを戦う。その繰り返しでした。だから私は彼らに「それは水泳のような個人競技のやり方であり、リーグが必要だ」と訴えたのです。それから彼らはリーグ戦を行うようになりました。

 

――チームは何チームあったのですか?

ブルーノ 8チームです。

 

――ということは、1クールが7試合ですね。

ブルーノ はい。彼らは一つの街に集まります。たとえば、ダナンが会場になったとしましょう。ダナンで2日に1度、試合をします。そうすると試合の日と休みの日で、2週間になりますよね?

 

――なるほど。試合日、休みの日、試合日、休みの日のパターンで、2週間で1周するんですね。

ブルーノ はい。毎日、1つの会場で4試合やります。12時、14時、16時、18時に試合がキックオフされます。そして第1節が終了。翌日はオフ。次の日は第2節が12時、14時、16時、18時と、また行われていくのです。そして2週間、14日が終わったときにファーストラウンドが終了します。今度は違う町に、たとえばホーチミンに行きます。そこで再び2週間、同じようなスケジュールで試合を行うのです。

 

――そうやって1カ月で完結するんですね。

ブルーノ はい。でも、そのやり方もまた変わると確信しています。なぜなら、私たちがアジア選手権を勝ち抜いたことで、TVでたくさん取り上げられました。そしてフットサルをスポンサーしたいという企業が現れたからです。TV放送もあれば、放映権料も動きますからね。

 

――それはすごいですね。日本はなかなか新しい動きがありません。

ブルーノ でも、日本は素晴らしいリーグがあります。Fリーグは素晴らしいですし、すでに10年の実績もあります。レベルも非常に高い。ベトナムのリーグでは外国人選手がプレーすることが認められていません。まだまだ日本にはメリットがあります。しかし、代表の練習と言う点に関して言えば、当然、ベトナムの方が時間は取れますよね。リーグが1カ月しかやっていないわけですから。空いている時間を見つけて、代表チームで集まり、海外で長期間の合宿をすることができます。逆に言うと、そうしないとレベルを上げることはできないのです。しかし、ベトナムでもリーグが始まり、変わってくるでしょうね。

 

――ベトナムなどが成長してきますが、そこに追いつかれないためにも、これからの日本には何が必要になると考えていますか?

ブルーノ 日本には若い選手が必要です。Fリーグを見ていると、ほとんどのクラブの平均年齢は非常に高いです。30歳、31歳、32歳と、30歳以上には多くの優秀な選手がいます。また、このU-20くらいの年代にも良い選手がたくさんいます。ところが、その間の年齢、23歳、24歳、25歳くらいの選手は、わずかしかいません。名古屋には4人、町田には1人、しかし、全体を見ても5、6人です。未来に向けて取り組まなければいけません。若い選手が、私たちの未来です。未来に向けて活動をしなければいけません。

 

――U-19日本代表に、良い選手はいましたか?

ブルーノ 何人かは気に入りました。重要なのは、彼らがどのようなトレーニングをしているかです。彼らはプロではないかもしれません。でも、他の国では…。

 

――この年齢からプロでプレーしている選手はたくさんいるでしょうね。

ブルーノ その通りです。私たちは、そのことを理解して、変えていかなければいけません。フィジカルトレーニング、戦術練習、もっともっと取り組んでいかなければいけません。練習は週に何回だけ、サッカーと並行してプレーしている、大学でやっている。そうした形ではなく、より専門の練習をしなければいけません。U-19の、この年代からね。

 

――この年代でW杯に出ていた選手もいましたね。

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ブルーノ はい。昨年、私が教えたU-20のベトナムの選手から4人がW杯に出ましたからね。

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