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【Fリーグ】3連敗の浦安FP小野の抱えるジレンマ 「もう少し、お互いの良いところを出し合えれば」

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[11.22 Fリーグ第21節 浦安 3-4 すみだ 浦安 1,052人]

 

バルドラール浦安が3-2と、リードして折り返して迎えた後半。浦安のシュート数は12本、すみだのシュートは4本だった。それに対してゴール数は、浦安が『ゼロ』、すみだが『2』。シュートは打たなければ入らない。とはいえ、闇雲に打てばいいというものでもない。

 

アタッキングサードに入ったとき、なかなか周囲と連係できていないFP小野大輔が、ジレンマを抱えながらプレーしているのは明白だった。今季、湘南から浦安に復帰し、チームを客観的に見えている小野は、浦安がプレーオフに進出するためのカギは「ディフェンス」にあると考えている。

 

以下、すみだ戦後 バルドラール浦安・小野大輔選手のコメント

 

――今日の試合までの連敗していた2試合、小野選手は敗因をどのように捉えていたのですか?

小野 やっぱり気持ちの部分じゃないかな。「相手の方が勝ちたいと思っていた」とよく言われる、フットサル特有の気持ち。あとは流れ。『そんなはずはない』って思えば思うほど、先に失点したり、2点、3点入れられると、止められなくなってしまう。逆に相手はノってくる。そういうのがフットサルだと思うから。

だから、この2試合を糧にして、今日は前半に0-2から逆転して、結構な精神力を出して頑張れた。0-2になるのは良くないけれど、どんな試合でもああいう入り方になってしまうことはある。でも、問題はそこから。3-2で前半を折り返してから、向こうが来ることを想定している中で、地力が足りなかった。パスを回したり、ボールをキープしたり、フィニッシュを入れたり、最後の最後までよく見てパスを出せるかとか、ディフェンスで体を張れるかとか。そういうところじゃないかなと。

 

――浦安の3点を振り返ると、チュス選手の2点、荒牧選手の1点は非常に精度の高いシュートでした。逆に言うと浦安は、個人が精度の高いシュートを打てないとゴールが決まらないとも言えますね。

小野 やっぱり最後の最後でパスがズレたりする。パスコースをわかっていて、そこを見ないでパスを通せるか。そういうところが、やっぱりないかな。別に戦術通りではなくても、『ここが空いている』と思ったら、そこに選手はいるべきだとオレは思う。相手があってのものだから。

 

――そういう勝負の綾を嗅ぎ取る部分が足りないのでしょうか?

小野 うん。オレは、そこがすごく足りないなと感じている。

 

――それは、どうやって植え付けるものなのでしょうか?

小野 やっぱり(小宮山)友祐くらいじゃない? そういうのが分かっているの。4人セットで出ていても、1人対3人だからね。2人対2人なら、まだ出せる。

 

――同じ考えを共有できる選手がピッチ上にいれば、そういうプレーが出せるっていうことですね。

小野 そう、そう。何も話さなくも、とりあえずパスを出したら、あいつらはこういうふうにやって、こうなって、次はここにくるかもしれない。でも、こっちに出たら、こっちに来るかもしれない。そういう状況に応じて共有できる感覚みたいなものが、ない。決められた通りに行って、パスを出して。それも大事だけど、相手を見て決めないといけないことだと思うから。

 

――それは個々の感覚的なところですから、なかなか難しい問題ですね。

小野 大分戦と町田戦は、点が入って良かったけど、ピヴォで潰れ役になっていると、なかなか面白いゲームとは言えない。パッシャン(西谷良介)みたいに、さらして良い感じのところに出してくれたり、それをおとりにして、逆サイドを使うわけでもないから。

 

――ピヴォ当てをする段階、受け手と出し手の一時的な関係で完結していて、その後にピヴォからもう一度受けるとか、他の選手が絡んでくるとかはあまりないですね。ピヴォが落とした後、動き直してボールを受けようとしていても、その前にシュートが打たれていて、攻撃が終了している印象です。

小野 せっかく良い感じで押し込んでいるときに、フェイクをしているときに、もう打っちゃっているから「うーん」という感じかな。別に悪いことじゃないんだよ、シュートを打つのは。でも、『シュートで終わればいいんでしょ』という感じになっている気もする。

 

――野村選手も前線で結構、ボールを収めています。でも、その後にボールを受けに入る選手は少ないですよね。

小野 その後がいないから。パスが入って、誰かが一人目で(サポートに)入る。入るけど、その選手にはマークも付いてくる。そこで、すごい速さで緩急をつけて一人目の選手が抜けたときに、3人目の動きで別の誰かが入ってくる。そういうのがあれば、もっとシンプルに攻めることができると思う。

 

――苦しい時期が続きそうですが、プレーオフに向けて勝っていかないといけません。

小野 ディフェンスだよね。みんなで決められたことをやって、できなかったら、とりあえず引く。それは努力をして必死にやれば、できる部分だと思う。でも、攻撃の最後のフィニッシュのところは、浦安の伝統になってしまっている。ボール回しがうまくても、ゴール前に行かない。一人が縦に突破してシュートを打つけど、誰もいない。

 

――そういう話はチーム内でもできているんですか?

小野 結構、言っているよ。もう少し、お互いの良いところを出し合えればいいんだけど。ケニーがボールを持ったときもそうだけど。

 

――その感覚のすり合わせは難しそうですね。とはいえ、負けた中でも、『こうやらないといけない』という精神面の持って行き方が見えたことは、一つ収穫だったのではないでしょうか。

小野 うん。そうだね。あとは、相手だよ。

 

――モチベーションを上げてくれる相手だった、と。

小野 うん。でも、結局、それだとダメなんだよ。

 

――どんな相手にも必ず勝ち点3を取る…という感じじゃないと、今の大阪、名古屋との差は詰めようがないですからね。

小野 うちにとっての救いは、外国人選手が、そこまでスーパーな選手ではないこと。それは救いだと思う。

 

――外国人選手の個の力に頼らず、自分たちで考えて成長していく余地があるから?

小野 そう、そう、そう、そう。外国人の力に頼って、それでトロフィーを取れればいいんだろうけど、オレはあんまりそういうのは好きじゃないからね。

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