アルコイリス神戸

【AFC女子選手権】FP若林エリ&FP小村美聡が語る木暮ジャパン、国際大会、アルコイリス神戸「アルコセットがもっと簡単にゴールを決められたら、もっとみんながラクだと思う」

[5.9 AFCフットサル女子選手権 日本女子 5-1 ウズベキスタン女子 フアマーク]
フットサル女子日本代表は9日のウズベキスタン戦に5-1で勝利し、準決勝進出を決めた。ここまで全試合に出場し、4強進出に大きく貢献しているFP小村美聡とFP若林エリのアルコイリス神戸に試合後のミックスゾーンで話を聞いた。

以下、ウズベキスタン戦後の小村美聡選手&若林エリ選手のコメント
――今日の試合の感想を聞かせてください。
若林 今日からノックアウトステージになって負けられない中で、みんな緊張もあったと思います。それでもチームが仲良く、一丸となってできているので心配することなく、普段通りにやれば勝てるかなというところはありました。『気持ちをもっとしっかり持ってやろうね』というところだけです。特別に何かがあったわけではありません。

――選手同士で徹底して共有していることはありますか?
小村 徹底しているのは、監督のフットサルを理解し、ピッチ上で表現することです。あとは出ているメンバー内で、その中で何をやっていくか。その意思疎通は必要です。試合に出ていない選手は、外から見られる部分がありますし、その確認はできるかなと。徹底していると言えば、監督のフットサルがどのような場面でどう使われるか。自分たちがどう表現できるかということです。

――ホテルではどんな調整をしていますか?
若林 そうですね。自分たちも結構いい年齢なので……(笑)。
小村 私が最年長で、若林が2番目です(笑)。
若林 はい。また、しっかりケアしてくれているトレーナーもいらっしゃいますので、コンディションは上がってきていると思います。連戦でも、そこまで疲れがあるわけではありません。その中でベストなパフォーマンスを出すために、休養、リラックスは選手間ですごく工夫していると思うので、そういった部分は心配ないかなと思います。

――久しぶりのアジア選手権、ここまで戦っていかがですか。
若林 久しぶり……っていうか、初です!
小村 若林は初です。私は3回目です。
若林 私は代表に招集されたのは2回目ですが、前回は7年前のブラジル遠征でした。

――こうしたアジアの戦いというのはいかがですか?
小村 私はこれまでインドア・ゲームズを経験していましたが、AFCというアジアサッカー連盟が主催してやる大会は、まだ今回で2回目です。でも、アジアインドア・ゲームズとは結構、違うなという印象があります。インドア・ゲームズは準大会で、この大会は正式な大会なので、雰囲気も違いますし、同じアジアの国々とは戦うんですが、違うんですよね。私も(前回の代表が)5年前の話なので、時代とともに全部が変わっていきますし、『どんな雰囲気かな?』と思っていたのですが、久々に戦って世界とか、アジアは楽しいな。日本とは全然違うなと思います。

――若林選手はなでしこリーグでも活躍していました。僕が以前、あるJ2の選手を取材したときに「フットサル代表選手は国際大会を経験できるからうらやましい」と話していたのですが、そうした現象から女子フットサルに入って来ている選手も多くなっているのかなと思います。若林選手は、その点どう感じていますか?
若林 自分がなでしこリーガーをやめて、フットサルに転向した理由には『日本代表になりたい』『国際大会に出たい』ということが、まず目標としてありました。そういったところで、(サッカーの)なでしこジャパンの候補合宿に行かせていただいたときも、『やっぱりちょっとレベルが違うな』と思って、フットサルだったら、もしかしたら代表に選ばれるかもしれないという望みをかけて転向しました。そういった中では、サッカーでもアジアの選手と戦えることっていうのは、本当にありません。クラブチーム単位で、遠征に韓国が来て韓国とやるとか。国として戦う機会が、そんなにありません。国を代表して戦うのは、選手としても成長すると思いますし、日本国内で戦っているモチベーションと同じでは戦えないなと。自分自身のプレッシャーのかかり方、ミスができないとか、そういうことも含めて、今は楽しんでできています。7年前に選ばれたときは、本当にぺーぺーだったので、何もできずに終わりましたが、今は年齢を重ねたぶん、いろいろなことを考えながらできます。国際大会ができるのは、選手として一番大事かなと。外国人選手とやることが、成長のために一つポイントになると思います。アルコイリス神戸でも、海外遠征によく行きますが、やっぱりそのあとは、考えるスピード、プレースピードが本当に変わっていくので。自分にとって今回は、だいぶ成長していけているのかな。この年にしても。と思います。

――たしかに試合の内容の高さでは、国内の試合も負けていないと思います。でも、1点の重みというのは、今日の試合も前半が1-0でしたが、すごく国際大会は重いですよね。
若林 多分、アルコセットがもっと簡単にゴールを決められたら、もっとみんながラクなんだと思います。それはすごく感じていて、だから、自分たちの責任だなと思います。やっぱり他のメンバーは、みんなが集まった中でうまく合わせながらやっている。でも、アルコはアルコで出ている。そこの強みを、まだ出し切れていないなというか、まだ役不足だな、まだだし遂げていないなというのがあります。でも、自分たちはディフェンスから入るのが、目的なので、そこはブレずに必ずやり続けて、そこからゴールが奪えればいいかなと思います。初戦はできていたので、チームを勢いづけられたと思います。

――1点目、2点目がアルコセットでしたね。
若林 はい。そういうところは必要かなと思いますし、もっともっと体現しないといけないと感じています。

――加藤正美選手がちょっと元気ないかなと思うのですが?
若林 そうですか?
小村 いや、一番効いていますよ。
若林 一番動いていますね。
小村 よく見れば、得点とかは取れていませんが、調子が悪いというよりも、みんなのカバーをほぼしています。

――切り替えは早いですよね。
小村 めちゃめちゃ早いです。
若林 一番早いです。
小村 それでカバーに入っているから多分、得点はそんなに絡んでいないのかもしれません。

――なるほど。いつもならドリブルで、自分で行きそうなところでも、パスを出そうとしていたりするのかなと思ったので、ちょっと気になりました。
若林 対格差もあるので。フィジカルがそんなに強くはないと思うんです。その中で自分の中で考えて、コンタクトしないように早くさばいているところは、絶対的にあると思います。間違いなく相手を抑えながらドリブルするのは、体格が違い過ぎるのでできませんから。

――失礼いたしました。木暮監督のフットサルはいかがですか?
小村 いやー、面白いですね。
若林 めっちゃ面白いです。

――アルコからは4人が選ばれていますし、ここで取り組んでいるボランチなども、チームに還元できるのではないかなと思うのですが。
小村 そうですね。自分のチームはポテンシャルのないチームではないと思っています。やればうまくフィットしたり、ハメて行けたりすると思うので、自分たちが一番いいスタイルを貫こうと思います。その中でアジア、世界で戦おうと思ったら、そういう戦術を理解したうえで、自分たちが一番良いプレーにフィットする形を選択するのが一番だと思います。そういうことも取り入れ、自分たちも勉強をして、フットサルを理解しつつ、自分たちのスタイルを貫きつつ……っていうのは、すべて融合させたい。それは代表に来て、グレさんのフットサルを見て、学んで、理解して、思う部分です。

――見ていて面白そうですよね。
若林 めっちゃ面白いです。課題を出されて、クリアーして、楽しい。今までだったら、『うわ、できない』『覚えなあかん』っていうところがありましたが、それに対してチャレンジさせてくれて、それがクリアーできたときに『こんなことができるようになるんだ!面白いな』『相手がこうやって動くんだ。面白いな』って思わせてくれる。って言うのはあると思うので、そこに対しては信頼してできていると思います。

――女子のフットサルでこれだけ『監督のスタイルを体現することが大事』という言葉は、初めて聞いた気がします。
若林 ただ、その中でも『個は大事にしてね』って言われているんです。それをやることそのものが目的ではないので。そういうリスペクトをしていただいているのがベースにあります。なぜ、自分が選ばれているのかが、個々が明確にわかっています。だから『これ、自分じゃなくていいんじゃないかな』ということがありませんし、それがないからブレない。だからみんなが思い切りできていると思います。

――なるほど。良いモチベーターなんですね。最後に、明日、戦うことが濃厚なタイの印象を聞かせてください?
小村 印象ではないのですが、個人的にはタイに来ているので、ホームのタイと戦いたいと思っていました。きっとたくさんの人もホームチームの応援に来るでしょう。アウェー感のある中で自分達が試合をできるのは、すごく楽しみにしていた部分です。

――明日の準決勝も頑張ってください。
小村&若林 頑張ります!

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