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【Fリーグ】2017/2018シーズン開幕 第1節1日目 王者・大阪は白星スタート

Fリーグの2017/2018シーズンが6月10日、11日に代々木第一体育館で開幕した。新シーズン、このサイトでどのようにFリーグを報じていこうか。その考えがまとまらないうちに、シーズンが始まってしまった。開幕節を終えても、答えは出ないままだが、やれること、やれる時間は限られている。あれこれ考える前に、まず動け。ということで、偏りが出ることを承知の上で、自分の伝えたいことを、やりやすい形で伝えていくことにした。

第1節の第1試合は、シュライカー大阪vsエスポラーダ北海道の一戦。昨シーズン、初めてリーグを制した大阪が、どのような戦いを見せるかに注目が集まった。スタートの悪かった北海道に対して開始7分で3得点を奪った隙のなさは、さすがといったところ。アルトゥールとチアゴのホットラインは、今季も対戦相手の脅威となるだろう。

ただし、シーズン序盤は他チームにもつけ入るチャンスがありそうだ。この試合で移籍後初ゴールを挙げた昨季の日本人最多得点者であるFP相井忍を含め、有力な日本人選手が多数加わったチームは、外国籍選手1枠というレギュレーションのAFCクラブ選手権に向けて、自分たちの戦い方を模索する必要があるからだ。かつて日本代表のエースとしてアジアにその名を轟かせた木暮賢一郎監督は、おそらく今季最大のプライオリティをAFCクラブ選手権に置いているはず。リーグ再開初戦となる8月11日の名古屋オーシャンズ戦が、彼らの本当の意味でのFリーグ開幕戦となる印象だ。

もう一つ、この試合で注目していたのは、タイのバンコクで開催された第1回AFC U-20アジア選手権に出場したGK坂桂輔、FP仁井貴仁のプレーだった。それぞれ所属する北海道、大阪で先発出場を果たしたが、両選手ともにまだチームの中心選手にはなれていない。特に北海道は、坂に経験を積ませるために、この試合を落とすような形となった。この2人に限らず、U-20日本代表でプレーした選手たちは、周囲がそのことを覚えているうちに、違いを示せるようになってほしい。

試合は序盤に3点を挙げた大阪が4-3で逃げ切り、開幕戦を白星で飾っている。北海道は、新キャプテンのFP酒井遼太郎が2ゴールと気を吐いたが、序盤のビハインドを返しきれなかった。

第2試合のペスカドーラ町田とデウソン神戸の一戦は、4-1で町田が快勝している。今シーズンから背番号を99に変更した森岡薫が2ゴール、甲斐修侍の引退によってチーム最年長となったFP金山友紀も持ち前のスピードを生かしてゴールを決めた。長年、日本のフットサル界を引っ張ってきた彼らがゴールという結果を出してチームを引っ張っているが、同時に若い選手たちも台頭してきている。加入2年目のFP室田祐希、日本代表にも続けて招集されているFP原辰介に加え、FP宮崎貴史、FP新倉康明といった25歳以下の選手たちがシーズン中にどれだけ伸びるかは、昨季惜しくも逃したタイトルへのカギになるだろう。

若手がどれだけ台頭してくるか、という点では、神戸も非常に楽しみだ。昨年の全日本フットサル選手権で存在感を放ったFP水田貴明、ヴォスクオーレ仙台で昨季11得点を挙げたFP藤山翔太という新加入ドリブラーコンビ、さらにバサジィ大分から加入したFP齊藤秀人は、鈴村拓也新監督を迎えたチームの軸となっていきそうだ。そして、最大の注目はFP原田浩平から7番を引き継いだFP霜出聖也。しっかりと鍛えられたフィジカルがあり、ボールを扱う技術やキック力といったベースとなる能力も高い。オーシャンカップや開幕戦で、鈴村監督が相手のエースにぶつけているところからも、育てていこうとしている様子が伝わってくる。絶対的なGKがいないのではないか、チームとしてどう攻めていくのか、といくつかの疑問も残る開幕戦だったが、楽しみなタレントがいるという意味では、Fリーグ元年を思い起こすようなチームだろう。

第3試合のバルドラール浦安とアグレミーナ浜松の一戦は、1-0で浜松が勝利した。浜松にとっては、これがFリーグ参入6シーズン目にして初の開幕戦勝利。Fリーグ加入4年目の2015年にホーム初勝利を挙げた同じ対戦相手から、再び歴史に残る勝利を収めている。

毎年のように下位に沈んでいた浜松は、試合の終盤に足が止まってしまう傾向にあった。しかし、名古屋オーシャンズから加入したFP中村友亮、FP前鈍内マティアス・エルナンの2人がチームにフィット。特に中村は、チームに欠けていた機動力と切り替えの早さをもたらし、攻守においてチームを前進させた。単純に選手層が厚くなり、出場時間が限定されたFP野島倫が、よりスピードを保って攻撃的な能力を発揮できるなど、味のあるベテランが活躍できる環境も整いつつある。戦力を維持できていれば、リーグを盛り上げる存在となりそうだ。

浦安は今シーズンから元日本代表のクラブOBである高橋健介氏が監督に就任。最初の公式戦となったオーシャンカップでは準優勝という結果を残し、3シーズンぶりのプレーオフ進出への期待も高まっている中で開幕を迎えた。しかし、フタをあけてみると、まだまだチームとしての完成度は低く、流動的な攻撃が見られない。また、FP星翔太も相手ゴール前で違いを見せることはできず、総シュート数は25本だが、そのうちの半数を超える13本は、FPディドゥダ(6本)とFP荒牧太郎(7本)が放っている。ボールを持ったときが最大の強みである浦安が、ここからどう変わっていくかは大注目だ。

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