フットサル日本代表

【JFA】ラモス瑠偉がフットサル日本代表経験者として、初の日本サッカー殿堂入り「フットサル、ビーチの選手にも目指してほしい」

日本サッカー協会は10日、第15回日本サッカー殿堂掲額式典を、JFAハウスで行い、元サッカー日本代表選手、元フットサル日本代表選手、元ビーチサッカー日本代表監督のラモス瑠偉氏が、殿堂入りを果たした。

77年、20歳のときに来日したラモス瑠偉氏は、読売サッカークラブに加入し、チームのブラジルスタイルのサッカーを発展させた。83年にチームをJSL1部初優勝に導くと、通算5度のJSL1部優勝を果たした。選手個人として、得点王2回、アシスト王3回獲得。90年、91年には2年連続で年間最優秀選手賞に輝いた。また93年に開幕したJリーグでは、初代王者になり、94年には連覇を達成している。

89年には日本国籍を取得し、横山謙三監督の下、サッカー日本代表に選出された。92年には広島で開催された第10回全日本AFCアジアカップの中心選手として活躍し、悲願の初優勝に貢献した。94年アメリカW杯予選では、W杯初出場に迫りながらも、あと一歩のところで逃す「ドーハの悲劇」を経験することとなった。また、フットサル日本代表の一員として、第1AFCフットサル選手権、第2AFCフットサル選手権にも出場。現役引退後はビーチサッカー日本代表監督として、ビーチサッカーW4強進出に導いている。

こうした実績が評価され、殿堂入りを果たしたラモス氏は「正直な話、このような日が来ると思いませんでした。ただ、うれしくてたまりませんし、真面目に、ブレずにずっとやってきたことが、こういう結果になったと素直に思います」と受賞を喜んだ。

そして、「来日直後に、1年間の出場停止処分を受けたときは、どうしようかなと思いました。そのとき、香港のクラブから3倍の給料のオファーをもらったんです。もともと家族の生活をラクにするために日本に来ていたので悩みましたが、松木(安太郎)が僕の苦しさを理解してくれて、ホームシックにならないように、香港に行かないように、ずっと面倒を見てくれました。また当時の読売クラブの社長も1年間出場停止になった私をクビにしないでいてくれました。いつか恩返ししたいと思っていました。受賞できたのは、支えてくれた仲間たち、(亡き妻の)初音ちゃん、支えてくれたみんなのおかげです。真面目にやれば、必ず何かあるんです」と、殿堂入りができたのは周囲の支えがあったからだと感謝した。

フットサル日本代表経験者からは、初めての受賞となったが、そのことについてもラモス氏は、誇りを持っている。

「サッカーの日本代表が終わったあと、フットサル日本代表でもプレーして、ビーチサッカーにも世界選手権に行きました。11人制のサッカーだけではなく、フットサルとか、ビーチサッカーの選手にも『ラモスが受賞できたんだから』と、この賞を目指してほしい。自分は決してうまいからここまでこれたわけではありません。努力して、努力して、認められた結果です。今の若い選手たちにも、この賞を目標にしてほしい。一生消えない賞ですから。真面目にやってきて、日本を離れないで良かったなと、あらためて思います」

目を潤ませながら「この賞を受賞できた自分自身を褒めてあげたい」と話すラモス氏は、子供たちへもメッセージを送っている。

「今の子供たちには、親孝行をしてほしいし、おじいちゃん、おばあちゃん大事にしてほしい。そして夢をあきらめず、まっすぐに進むため努力してほしい。世の中に裏切らないものはいくつかありますが、200%裏切らないものは一つだけです。努力です。努力すればするほど、結果が出ます。私はうまくありません。でも、努力者です。だからここまで来たと思っています」

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現在もビーチサッカー日本代表を率いているラモス氏は、「まだまだ私にはやらないといけないことがある」と言い切る。殿堂入りを果たしたこの先も、日本のフットボール界を、誰よりも熱く、情熱的に、引っ張っていくはずだ。

 

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