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【F2】FPウーゴ・サンチェスが考える北九州の成長に必要なもの 「チームのメンタリティを変えないといけません」

[12.15 F2第13節 横浜 1-5 北九州 平沼記念]
 Fリーグ・ディビジョン2の初年度、ボルクバレット北九州に加入したスペイン人FPウーゴ・サンチェスは、クラブのレベルを底上げした。

 試合を重ねるごとに積み上げを見せた北九州は、首位を走っていたボアルース長野を破り、第15節でも横浜に5-1の快勝を収めた。結果的に横浜は、この一敗が響く形になり、最終的にF2優勝を逃している。

 16歳で、スペインの1部リーグでプレーを始めていたウーゴ・サンチェスは、日本のフットサルに、どのような印象を持ったのか。

以下、試合後のFPウーゴ・サンチェスのコメント

――北九州の良さが出た試合だったと思いましたが、どのような感想ですか?
ウーゴ 試合を私たちがコントロールできたと思っています。ずっとボールを持てたわけではありませんが、試合の状況を管理できたのは私たちでした。ボールを持っている時はどうしたいか、ボールを持っていない時も何をしているのか、常にやるべきことを分かっている状態が常にありました。ゲーム後、誰もが様々な感想を持つでしょうが、今日に関しては私たちの完勝と言って間違いないでしょう。後半、何度、GK村山竜三のところにシュートが来たのか。また、大事なのは、ここ数試合で長野、横浜という上位2つの相手に対して2試合で1失点。これはチームの良い状況を示していると思いますし、長野や横浜よりも上に行ける力があることを示していると思います。

――チームに加入してから3カ月ほど経ちましたが、北九州にどのような印象を持っていますか?

ウーゴ 私が入って良くなったというわけではありませんが、チームは間違いなく良くなっていると思います。おそらくチームのメンタルが変わったのではないでしょうか。スペインから選手が来て、戦術を理解できるようになってきた。チームの秩序も取れてきた。そういうメンタリティが生まれたことが、大きな要因だと思っています。私たちは、横浜でも、長野でも、相手がどこでも倒せることを分かっています。私が日本に来てからは、柏戦に負けましたが、理解できない負けでした。どう考えても負けるはずのない試合を一つ落としました。それだけです。私がいなくても、今のチームはF2の、どのチームにも勝てるはずです。

――加入してから6勝1敗ですよね。
ウーゴ そうですね。今、チームはどのチームにも勝てます。横浜に来て、アウェーゲームにも5-1で勝てる。その力を信じ始めています。危険を管理しつつ、ボールを持つ時は持つことができる。そしてボールがないときには、自分たちに危険がない状況を作れています。それは試合を支配しているということです。パワープレーの守備もできるようになっていますし、少しずつ良くなっています。ですから、繰り返しますが、自分たちはどの相手にも勝てるチームになりました。

――個人の話をすると、ウーゴ選手は16歳でプロになりました。今、選手としてピークの時期だと思います。
ウーゴ フットサルは、常に学び続けなければいけません。フットサルだけではなく、人生も常に学びながら成長しなければいけません。そして向上する。今は、馬場監督のもとで、そういうことができています。また、チームメイトたちからも学ぶことが多くあります。ボルクのなかには、スペインのクラブでもプレーできるのではないかと思える可能性のある選手がいます。バサジィ大分との練習試合をしましたが、そんなに違いがないところまで来ていると思います。どういう相手にも戦えるところに、近づきつつあります。

――今日の試合では、相手がウーゴ選手に寄せ切れていませんでした。スペインでは、もっとバチバチとやり合ったと思うのですが、競技力の部分では物足りなくありませんか?
ウーゴ それは分かりきっていたことです。選手の差は、言っても仕方がありません。スペインでは、下部組織があり、選手が育ってきます。でも、それは言っても仕方がない。でも、ゲームにはとても差がありますし、簡単なのは間違いありません。

――失う回数が、ほぼなかったと思います。
ウーゴ 一回だけ、良くないエラーをしてしまいました。それは自分には許されないことです。でも、あなたの言う通り、ボールへのプレスの質は全体的に低いので、私たちが楽に試合を進めることができていることは否定しません。

――今後、北九州では何を一番やっていきたいですか?
ウーゴ 個人的には、日本の言葉や文化にもっと慣れないといけません。フットサルでも、サッカーでも、仕事が何であっても、あなたが住んでいるところでしっかりコミュニケーションをとれて、そこに住むことに喜びを感じなければいけません。まずは自分が順応することが必要ですし、それがあって自分が持っているものをすべて出せると思います。コミュニケーションも向上するでしょうし、日本での生活も充実します。そこには、クラブの助けも必要になりますね。

――まだ来日して2カ月ですが、日本語も使っていました。覚えるのが早いですよね?
ウーゴ 実は毎日、日本語学校に通っています。日本に来ると決めた時点で、意欲、態度が必要ですよね。学びたい気持ち、何かをしたいという気持ちがなければ、日本には来れません。そこで順応するのは、当たり前のことです。そうでなければ、監督とも言葉が通じない状況になってしまいます。サバイバルする上で、言葉を覚えるのは当たり前のことだと思っています。

――チームも、個人も、まだ良くなっていきそうですか?
ウーゴ もっともっと良くなるし、すごく伸びると思います。今日の試合は、決して悪くない試合、良い試合だったと思います。シュートを打たれる回数も少なく、自分たちでチャンスも作れた。でも、もっともっと良いフットサルもできると思います。

――F2の優勝は難しい状況ですが、全日本フットサル選手権が楽しみですね。
ウーゴ とても大切です。横浜の残り試合が浜田と神戸と考えると、難しい状況にあると思います。横浜には良い選手がいますし、この2チームに負けるとは思えません。私たちがやるべきことは、次の試合で失点をせずに勝つこと。そして向上すること。ディビジョン1のチームと戦う時も、その成果を見せる。しっかりと同等のレベルで試合ができるところまで、持っていきたいですね。もう一つ、チームのメンタリティを変えないといけません。F1のクラブにも勝てると思えるようにならないといけない。私たちの選手の中には、まだ自信を持てていない選手、「自分たちにはできない」と思っている選手もいます。でも、それは正しくありません。もっともっとできるはず。私はその助けになりたい。

――メンタリティを変えるという話が多く出ていますが、もともとはどんなメンタリティに見えていたのですか?
ウーゴ 長野、横浜が抜けていたので、「自分たちは劣っている」という考え方がチームにあったと思います。しかも、前半戦では負けていたので。相手を上に見てしまっていましたが、それは正しくない。今、ちょっとずつ選手たちは同等、もしくはそれ以上のところにいるとわかってきました。だからといって優越感に浸っているわけではありませんが、最初のメンタリティは低いところからスタートしていました。それをやめて、自分たちが上にいると思って、常に自信をもってやっていきたいです。

――わかりました。では、全日本選手権の時は、日本語で取材させてくださいね!
ウーゴ ノー。マダ難シイネ(笑)。

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