[アジア選手権予選]日本は清水の2ゴールなどでモンゴルに5-1で勝利し、白星発進

[11.4 AFCフットサル選手権予選 日本 5-1 モンゴル バンコク]

 

AFCフットサル選手権予選は4日に開幕し、フットサル日本代表はモンゴル代表と対戦した。先発出場したFP清水和也の2ゴールを挙げる活躍もあり、日本は初戦を5-1で勝利している。

2016年2月、W杯予選も兼ねたウズベキスタンで開催されたAFCフットサル選手権2016に日本代表はディフェンディングチャンピオンとして臨みながら、5位以内に入ることができずにW杯の連続出場記録も3で途切れた。再びアジアの頂点へ返り咲こうとする日本代表にとって、重要な第一歩となる一戦だった。

日本代表の先発はGK関口優志、FP齊藤功一、FP吉川智貴、FP室田祐希、FP清水和也の5人。当初、大会メンバーに登録していたGKイゴール・ピレスは、アジアフットサル連盟(AFC)に登録に必要な書類が不十分として、大会メンバー登録が見送られた。急きょ、大会登録メンバーに入っていたGK矢澤大夢を日本から呼び寄せたものの、この試合には間に合わず。控えGKなしの13選手で、この一戦に臨むこととなった。

 

 

立ち上がりから主導権を握った日本は、前半3分にFP清水和也がミドルシュートを決めて1点をリードする。ブルーノ・ガルシア監督の下、U-25フットサル日本代表として、アジア・インドアゲームズにも出場していた3人の選手とスペイン帰りで卓越した戦術眼を誇る吉川のセットは、攻守にわたって相手を圧倒し、試合の流れをつかむ。

ブルーノ監督は、FPで3セットを組み、小まめに選手交代を行いながら、常に相手に対して主導権を握った戦いをすることを目指す。「このゲームに対しての戦略ではなく、3日間を通しての戦略です。3連戦であること、しかも(次の試合までに)24時間も回復の時間が与えられないこと。さらにリーグ戦での負荷も考慮しなければなりません。その中でっ集中と強度を維持するための方法として、これが一番良いと考えました」と、その理由を説明した。

第2セットとして出場したのは、FP内村俊太、FP森岡薫、FP星将太、FP前鈍内マティアス・エルナン。第3セットは、FP皆本晃、FP仁部屋和弘、FP渡邉知晃、FP西谷良介。両セットともにミゲル・ロドリゴ元代表監督の下でも、中心となっていた選手たちだった。しかし、ボールこそ保持したものの、どこかでウズベキスタンでのアジア選手権での再終盤の停滞を引きずっているような不安気なプレーが多く、格下であるモンゴルから得点を挙げられない。

 

 

結局、日本が追加点を挙げたのは前半11分、再び若い第1セットに戻ったときだった。CKから清水がこの試合2点目を決めて、リードを広げる。その後、セットが変わってからも12分に森岡からのパスを受けた前鈍内がゴールを狙ったり、15分にもコンビネーションから内村が決定機をつかんだが、チャンスを生かしきれない。逆に17分には、速攻からモンゴルに決定的な場面をつくられるが、相手のシュートが枠を外れて助けられた。このまま前半は2点リードで折り返すこととなる。

この展開に、スペイン人監督も満足できていなかったようだ。「ハーフタイムには、ブルーノ監督からの檄が飛んだ」と、吉川は明かす。それでも、ファーストセットについては手ごたえを得ていたのだろう。後半のスタートも、スペイン人指揮官は前半と同じ5人をピッチに送り出したのだ。

このセットは後半も安定した力を発揮し、前からの守備でほとんど日本陣内にボールを運ばせずに、清水、吉川らがゴールを狙っていく。第2セットは、皆本、森岡、仁部屋、西谷が起用され、後半5分には森岡の反転シュートがブロックされたところを詰めていた仁部屋が泥臭く追加点を挙げて、3点目を奪い取る。

 

 

続く、内村、星、渡邉、前鈍地のセットは同9分にカウンターで左サイドから崩され、FPアルタントゥラ・パガムスレンにゴールを決められてしまい、2点差に詰め寄られてしまった。それでも地力に勝る日本は、その後、CKから森岡が豪快なボレーを決めて追加点を挙げると、37分にもFリーグで得点王争いを独走している渡邉が、ゴール前のこぼれ球を押し込み、ダメ押しの5点目を決めた。

試合後、モンゴル代表のエルデネ・オチル・サンダドリ監督は、「日本はアジアでも、最も優れたチームの一つ。私たちは勝点1を取るために引き分けを目指していたが、後半に多くのゴールを許し過ぎた。それでも、このような強いチームに対して、これだけの試合ができたことは誇りに思う」と、敗れながらもある程度の満足感を得ていた。一方、日本を率いたブルーノ監督は、「初戦として非常に難しいゲームでしたが、大事なのは勝点3を得ることです。その目的を果たす意味では、良かったと思います」と、安どの表情を見せた。

予選は残り2試合。5日にはマカオ代表と、6日には台湾代表と対戦する。内容的には圧倒的な強さを見せたとはいえないゲームとなったが、それでも難しい初戦でしっかり勝点3を取ることができた日本。代表としての活動時間は極めて限られているだけに、残りの2試合では勝点3を取り切りながら、細かく内容を修正して強化を図らなけばならない。