U-20日本代表

【U-19日本代表】トレーニングキャンプを振り返るFP清水「もっと各選手がそれぞれの所属クラブでトップチームの選手を脅かすようにならないと」

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U-19フットサル日本代表は、8日から10日にかけてトレーニングキャンプを行った。3日間の練習を終えて、この世代を牽引していく存在のFP清水和也(すみだ)も、大きな刺激を受けていた。

 

以下、10日のトレーニング終了後 清水和也選手のコメント

――トレーニングキャンプ3日目は、どのようなことをしたのですか?
清水 前日に引き続き、4-2のパス回し(ロンド)でディフェンスのプレスの掛け方のトレーニングをやって、まずは守備の感覚をつかみました。その後は、フル代表でもやった2対2でパスを出した方のディフェンスが入れ替わる数的優位のトレーニングをやって、みんなこんがらがっていましたね(笑)。その後、クリアランスの確認を含めてやって、そこからはゲームでした。

 

――2日目の練習の最後に、最終日のゲームは2日目の練習と同じセットでやると話していましたね。
清水 同じセットでしたね。

 

――清水選手と異なるセットでは、名古屋サテライトの4人が入っていました。意図的に、クラブでやっている連係の取りやすさも生かそうとしていましたね。
清水 そうですね。意図的だと思います。あそこはあそこの良さがあるんじゃないですかね。

 

――今回、初めて鈴木隆二監督の下、チームが始動しました。一つ、大きな特徴だったのが普段はサッカーをプレーしている選手が入ってきたことも、この合宿の特徴的なところでした。
清水 あの3人が入ってきて、あとはフットサル経験者だっただけに、質の高い練習ができたなと感じました。エラーの数も多かったですが、それだけ吸収も早かったので、どんどん順応していきましたよね。あの3人から得たものっていうのは、僕らにもあります。すごくサッカー、フットサルというくくりではなく、フットボール界として良い流れというか、良い刺激があるなとあります。やっぱり、彼らにもフットサルの魅力も伝わったでしょうし、それがサッカーで生きれば素晴らしいなと。僕らも、彼らのポテンシャルを見て、もっともっとやっていかないといけないと感じました。

 

――あの3人から得たものというのは、具体的に言うとどんなものですか?
清水 サッカーとフットサルだと、ボールタッチの質が変わってきます。その中で彼らはかなり早くフットサルボールに対応していました。そういうことを踏まえて、ボールの扱い方、技術は高いなと思いました。シュートについても、彼らはすごくコンパクトナ振りで打っていました。そこは僕たちもマネできるなというか、若干大振りになっていると感じたので。逆に僕らが圧倒できるのは、スピードの緩急、ちょっとしたところのセットプレー、インプレー中のフェイクとか、その辺は僕らの方が勝っているなと感じました。

 

――樋口選手のシュートは、相当強かったですよね。
清水 そうですね。パンチ力がありましたね。

 

――本人は「大学サッカー部では、シュート力は下の方」って言っていたんですよね。
清水 でも、あの体格なのでそれなりのシュートを打てるんだなと思いましたね。バチンって音もすごかったですからね。

 

――彼らとは、どんな言葉を交わしましたか?
清水 「めちゃくちゃ難しい」と言っていましたね。より戦術チックなので、そこにみんな驚きますよね。『足技だけじゃないんだ』って。あとは、原理、原則があるから、ああやってしっかりプレッシャーがかかるんだっていうことを理解していっていたので、その辺はすごくいいかなと思います。

 

――それは彼らの今後のサッカーにも生きる部分でしょうね。清水選手的には、この流れは歓迎ですか?
清水 歓迎といえば、歓迎ですが、より勝ちに行くのであれば、1人、2人、秘密兵器のようにサッカーの選手が入ってきても良い状況かなと感じます。ただ、それ抜きにしても、今回の合宿に来たフットサルのメンバーは、かなりIQも高いなと思いましたし、タイに行ったメンバーは驚くくらい変わっていました。

 

――誰に一番変化を感じましたか?
清水 僕の中では、GK坂(桂輔)が一番ですかね。やっぱり頼もしくなりましたよね。Fリーグの試合にも少しずつ出るようになっていますし、カザフスタンを相手にああやって悔しい想いをして。その中で、ブッフォン(岩永汰紀)、マサ(山田正剛)っていうライバルとなる各クラブのゴレイロがいる中で、葛藤もあると思います。今日の最後のゲームでは2失点していましたが、すごく変わっていたと思いました。意識も変わり始めていますし、よYo-YO走も、かなり走っていましたからね。

 

――2組目で、FPを抑えて一番走りましたからね。
清水 良いムードメーカーでもありますし、チームとしては必要な人材かなと思いますね。

 

――先日、僕が話を聞いたときも「今でもカザフスタン戦のことはすごく考える」と話していました。
清水 「フットサルをやめたくなった」って言っていましたからね。それだけ彼の中で何かが変わったゲームだったと思います。そう考えると、自然と意識も変わるよなと思いますね。

 

――なるほど。みんなの成長も感じ取れたんですね。
清水 はい。僕はタイに行って、また集まったので。(伊藤)圭汰なんかもそうですね。

 

――彼は、自分の良さをどんどん出すようになってきました。
清水 メンタリティがちょっとずつ変わってきたなって。ここに選ばれることが目標ではなくて、来年の5月に向けて今、何をやるかが考えられているようになっているので。いいなと思います。

 

――先ほど、IQが高いという話がありましたが、FP中村充選手は、その中でも順応が際立っていたと思います。
清水 彼は、元がすごくいいと思います。『なんで今まで入らなかったんだ?』って言われているじゃないですか? 僕も彼のことは昔から知っていましたし、そう思っていました。やっぱり誰よりもフットサルに対する気持ちもあります。すごく良いアクセントになっていたなと思います。

 

――FP新田颯選手も、面白い存在でしたね。
清水 名古屋勢はさすがというか、いろいろな個性を持っているなと思いましたね。

 

――最近、代表合宿のたびにオーシャンアリーナに行っているのですが、トップチームだけではなく、下部組織の選手たちも、アリーナ・サブアリーナで絶えずトレーニングをしていますからね。名古屋の環境っていうのは、本当にすごいものがあるな。これはうまくなるなと思いましたね。
清水 あの環境はすごく良いですよね。

 

――どんな環境で過ごすかは、大事ですからね。タイランド5sのときは、ほぼ寄せ集めで、「球際に行く」といった基本的なところしかできなかったと思います。今回、攻撃、守備のコンセプトを伝えられ、フル代表と同じ戦い方をすることが示されました。両方の合宿に参加していた清水選手にとっては、すみだ、フル代表、U-20代表と戦術を3つ使い分けるのではなく、すみだ、代表(フルとU-20)と2つで済むのは良かったですね。また、U-20代表の中でも、「次は2020年のW杯も目指そうぜ」と、次の目標も持ちやすくなるのかなと感じます。
清水 そうなるには、もっと各選手がそれぞれの所属クラブでトップチームの選手を脅かすようにならないといけません。現状に満足しているヤツはいないと思いますし、常にトップ入りを目指していると思うので。正直、クオリティ的にはフル代表と比較するには全然です。負荷も低いですし、プレスの強度も含めて、もっともっとやらないといけません。今回の合宿をやって思ったことが個人個人、たくさんあると思うので、それを日々から常に意識して、練習してほしいと思います。ここで終わっているヤツはいないと思うんです。紅白戦が終わったとき、『もっとやりたい!』っていう気持ちがみんなにあって、「足りないよ」「もっとやりたいね」って言い合っていましたし、『もう1セッションあったら、もっとうまくいったな』という確信もありました。だから、もっと練習したいですよね。

 

――そういう実感を得られるということは、1セッションごとに成長を実感できていたというわけですね。
清水 めちゃくちゃありましたよ。今日の紅白戦を見てほしかったですね。

 

――別の関係者にも、同じことを言われました。
清水 めちゃくちゃいいんですよ。何が良いかって、忠実に監督の求めることを体現できるんです。『こういうエラーがあった』ということを踏まえて、そこを修正できるメンバーがそろっています。その中で紅白戦もすごく白熱しましたし、良いメンバーだなと思いました。ここからしぼられて、どんどん形になると思うのですが、残れる選手というのはそういう選手だと思うんです。ピッチに入って、何か躊躇してやる選手ではなくて、思いっきりやってエラーを起こして修正して、直して、一段階レベルが上がる。いろいろなミスをどんどんどんどんどんやって、直して、身に着ける。そういうことができる選手ですよね。それはフル代表でも同じで、フル代表でもミスはあります。でも、今の段階ではOK。ミスをして、修正する。それを繰り返すことで体に染みつくと思うので、すごく大事だなと思います。

 

――今日の紅白戦は2-0だったんですか?
清水 そうですね。

 

――昨日は新田選手のゴールで0-1で負けたチームが、今日は勝ったんですね。
清水 はい。昨日は負けましたね。あれは圭汰のミスですね。

 

――伊藤選手は良い選手なのですが、たまに守備がスコーンと軽いんですよね。
清水 厳しく言っておきました。1点の重みを。「すみません」と言っていました。でも、その中で、今日の紅白戦でゴールを決めたのは、圭汰と(松岡)瑠夢だったので。悔しかったのは、オレが休んでいる時間帯だったんですよね。悔しかったです。でも、頼もしいなと思う部分もありましたよね。僕は、『絶対的に仕事してやるぞ』っていう意識になれば、もっともっと自分で行きますし、今回のように周りが当てて、追い越してくれるっていう形もまだまだです。シュートを打ちに来るやつも少ないですし。そうなったときにもっともっといろいろなアイディアを出せば面白くなるなと思います。だから、僕は自分にボールが入ったら、絶対に失わないことを大前提にやらないといけないと感じましたね。本当に良かったなと思います。

 

――同じピヴォとして、ダボ選手はどのように感じましたか?
清水 収まるときは、本当に収まりますよ。破壊力はすごいですし、使い方次第だなと思います。

 

――リーチの長さとか、速さとか、左利きとか。機能し始めると、チームの可能性も広がりそうですよね。
清水 オレもあれくらいの体があったら、もっと行けるんじゃないかって思いますよね(笑)。

 

――良いスタートが切れましたね。
清水 はい。もう少しラージリストでやってもいいのかなと思いました。

 

――また来週も合宿があります。今回は、帝京長岡高のFP齋藤日向も呼ばれましたね。
清水 Fリーグのいろいろなクラブの練習に行っていたみたいですね。ポテンシャルは高そうです。

 

――今回招集されていたFP石田健太郎選手もそうですが、帝京長岡高の選手は能力が具足高いですよね。
清水 昨年の合宿に呼ばれていたFP高橋響のインパクトは、すさまじかったですよね。

 

――今は大学でサッカーをやっているみたいですね。
清水 小学校から同じチームでやっているって言っていたので『あれだけ強くなるよな』と思いました。健太郎は、もっと声を出すべきですね。ただ多摩大は、そういうキャラなんだなと理解しました。

 

――米田圭孝選手もおとなしいですからね。
清水 圭孝もそうですよね。気持ちを前面に出すっていうタイプではないんでしょうけどね。彼もタイに行って、いろいろ変わったと思いますよ。

 

――仁部屋和弘選手みたいな感じですね。気持ちはあるけど、周囲に伝わらない。
清水 でも、ニブさんは声を出しませんか?

 

――タイランド5sを含めて、最近はすごく出していますね。でも、最初は全然。声も出なかったですし、黙々と相手を抜くっていう感じでした。このタイミングでU-20の活動があったのは良かったですね。練習を見に来ていた浦安の高橋健介TDは、すごく羨ましがっていましたよ。
清水 健介さんと、もっともっといろいろな話をしたいですね。

 

――フル代表のときには、OBの北原亘氏も来てくれていましたが、やっぱり彼らの話っていうのは、すごく勉強になりますし、チームの中にいないとわからないことも言えますからね。
清水 いろいろな人に話を聞きたいですね。どういう風に見ているのかとかも聞いてみたいですし、いろいろな人にどう見ているのか、ヒントをもらいたいです。今回、(植松)晃都(湘南)の代わりに来た(FP岡田)祥慶(名古屋サテライト)は、バルセロナのある地域のチームでプレーしていたらしいんです。

 

――カタルーニャ州選抜で優勝したらしいですね。
清水 そういう話を聞くと、『いいなぁ』と思いますね。彼の場合はサッカー留学に行って、フットサル選手になって戻ってきたっていう。それも面白いですよね(笑)。

 

――そういう選手が、ポンと出てくるのは面白いですね。
清水 そういう流れがあるんですかね。一人ひとり、濃かったですね。良かったです。(山田)慈英も変わりましたよね。顔つきからして、最初とは違いますよ。

 

――Yo-Yo走でも、あんなに走るんだって驚きました。
清水 Yo-Yo走は、もうやりたくない(笑)。本当にきつい。やるなら、覚悟を持って臨みたいです。いきなり「Yo-Yo走やるよ」って言われて、『なに? これ、キツイやつだぁ』っていう感じだったので。ピヴォには、きついですよ。

 

――いやいや。同じグループで1位になっていたのGKの坂選手ですから。
清水 彼は北海道で素走りしていますから、罰走で(笑)。そう考えたら、仕方がないなと。

 

――どれだけ罰走させられてんですか(笑)。本人に「なんでそんなに走れるの?」って聞いたら、「ずっと走るチームにいたからですかね?」って。『GKは、そんなに走らないだろう!』って思ったんですが(笑)。
清水 北海道は違うんですよね。GKも走るんですよ。だから、(関口)優志くん(名古屋)も、すごく走れるんですよ。

 

――ああ、走れそう。ぺラドンとかやっても、ヘディングもやたら強くて、必ず点取りますからね。名古屋でも相当筋トレをしているって聞きますよ。
清水 マジっすか? オレはもう少し、(サカイ)ダニエル(・ユウジ=名古屋)に対抗できる体をつくります。彼は重かった、本当に。身長が190センチ近くで、88キロありますからね。当たりが本当に強かったですが、そこでボールを取られなかったのは、成長した部分だなと自分で感じられました。でも、もっとできたなと感じました。オレも他の選手たちに負けないように、もっともっと成長していきますよ。

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