【Fリーグ】ルーキーイヤーを振り返る北海道FP小幡貴一 「あっという間だった」

 

[2.17 Fリーグ第33節 すみだ 2-0 北海道 墨田]

Fリーグ2016-2017の第33節が2月17日に行われ、プレーオフ進出を逃したエスポラーダ北海道は、アウェーでフウガドールすみだと対戦した。北海道は0-2で敗れ、リーグ最終節を勝利で飾ることはできなかった。

この試合に先発出場した選手の中に、U-20フットサル日本代表候補のFP小幡貴一がいる。開幕戦でFリーグデビューを果たした小幡だったが、シーズン中はベンチ入りできない期間もあった。それでも、シーズン最終盤の31節から33節の3試合は先発出場を果たした。すみだ戦後、小幡にルーキーイヤーを振り返ってもらった。

以下、フウガドールすみだ戦後、エスポラーダ北海道FP小幡貴一選手のコメント
――キャリア1年目のFリーグが終了しました。開幕戦でデビューを果たし、しばらく出られない期間もありましたが、最終節はスタメンでした。どんなシーズンでしたか?
小幡 あっという間だったな、というのが印象です。自分が去年まで戦っていたのは、道リーグではなく、札幌のリーグでした。そこで14試合くらい出場して、点も取れていましたが、一気に戦う舞台が日本の頂点であるFリーグになって、点を取ることもできなくなりました。だんだん、最後の方は試合に出る時間も増えてきて、ちょっとずつできてきているなという手ごたえがある一方で、まだまだだなというところも混ざっている感じです。

――今日の試合では自分でボールを運ぶ場面もあったし、開幕戦からの成長は感じられました。
小幡 スピードに乗った状態でのプレーの質、シュートまで持って行ったり、ドリブルで抜いて行くとかは、タイランド5sが終わったときから意識するようになりました。ああいう強い相手と戦うとフィニッシュまで行けませんでした。Fリーグでも、どんどんそういうプレーをやっていかないと、またああいう強い相手と戦ったときも、何もできずに終わると思ったので、Fリーグの一戦一戦で必死にやらないと始まらないと思ったので。必死にやって、できたこと、できなかったことを見つめなおして、また反省して、失敗して、怒られることも多いですが、また次にチャレンジする。使ってもらえている今のうちに、どんどんチャレンジしたいなと思ってやっています。

――今季を振り返って、転機になったのはタイランド5sの経験ですか?
小幡 タイランド5sの経験は、デカかったです。
――確か、あの前後はあまり試合にも出られなくて、いきなりW杯に向けて準備をしている強豪国と試合をしていました。最後のイラン戦も短い出場時間にとどまりました。
小幡 はい。でも、最終的にW杯で、あのイランは3位になりました。あの舞台を一回、経験できたか、できなかったかは大きいと思います。ただ、それから代表に呼ばれていないのは悔しいですが、いまはFリーグで頑張るしかないですし、あと全日本選手権に向けて頑張ります。

――タイランド5s以降は、何を強化していこうと思っていたんですか?
小幡 ディテールです。強いチームになればなるほど、ディテールの細かい部分をセオリー通りにやってきます。たとえばカザフスタンに、あのセットプレーを見せられて、スピード感も違いましたし、判断が全然違いました。ボールを持ったときに、ちゃんと運んでくる。しかも、左右の両足で遜色なくプレーしていました。日本のトップレベルでも仁部屋(和弘)くんとか、西谷(良介)くんもそうですが、絶対に右サイドでボールを持つときは、遠い方の左足で持っている。そういうところは、今、意識してやっています。それが最初はできなくて、右サイドで右足でボールを持ってしまうんですけど、そうなると簡単にボールを突かれてしまいます。それで食われるシーンがあったので。W杯でも、弱いチームはそういうシーンがありましたし、強いチームの選手は左右両足を遜色なく使うので、そういうところは今のうちからやっておいて、判断のレベルも高めていきたいと思います。今日は4-0(クワトロ)でずっと出ていましたが、その中でも自分からドリブルで仕掛ける時間も増やしたいなと思いながらやっていました。

――若いうちにピヴォを置く3-1、ピヴォのない4-0の両方を経験するのは良いことだと思います。
小幡 ピヴォでも、何回か出場したことがあったんです。でも、ピヴォばかりやっていて、いざクワトロをやってクワトロができなかったり、クワトロばかりやってピヴォができないとなるとダメだと思います。小森さんにも前、言われましたが「全部できないと」って。ピヴォならピヴォを極める選手もいると思いますが、自分の生きる道としては、全部できるようにしたいと思っています。流れの中でフィクソに入る場面もありますし。それでなおかつ、左右両足を高いレベルで使えるようになりたいです。

――来年5月には、いよいよU-20フットサルアジア選手権があります。開催地も、再びタイになりました。
小幡 あそこに戻りたいですね、やっぱり。Fリーグでも最後は試合に出ていましたし、全日本選手権でもアピールできるように、頑張っていきたいと思います。自分の中では、代表に呼ばれていない期間もありますが、行きたいです。少しずつFリーグで出られるようになっていますし、これは小野寺監督に言われたのですが、「代表に選ばれていなかったから、気持ちを落とすのか。もう一回、食い込むために頑張るのか。おまえの将来が変わってくるぞ」と言われて、本当にそうだなと思ったんです。最初の頃は、(坂)桂輔だけ代表に呼ばれて、『あいつ、いいな』『悔しいな』という想いがあったのですが、そのときに見透かされたように監督にそうやって「おまえ、また戻らないといけないぞ」と言ってもらえました。しかも、(昔、住んでいた)タイが開催地ですからね。絶対に行かないといけない。そう思っています。全日本選手権がラストチャンスだとわかっていますし、(中村)充のいる町田アスピランチと同じグループです。まずそこで、Fリーグの違いは見せないといけません。