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【Fリーグ】神戸の選手たちへの自主降格通達はリーグの発表後 「正式に知ったのは、ネットの情報」

Fリーグは18日に来シーズンからディビジョン2(以下、F2)を新設し、2部制を導入することを発表した。それに合わせて、Fリーグ初年度から活動を続けてきたデウソン神戸が、F2に降格することも伝えられている。2017/2018シーズンで最下位でもなかった神戸がF2に降格する理由について会見では、「オーナーから申し出があり、F2でクラブを建て直す」以降による『自主降格』であることが発表された。

当然、Fリーグの2部制はかなり前から話し合われていたことであり、神戸の降格についても2017/2018シーズン終盤には決まっていたはずである。その期間、選手たちがどのような思いを抱いて戦っていたのか。主力選手に当時の思い、F1クラブとして戦う最後の舞台となる全日本選手権への意気込み、そして今後のキャリアについて伺おうと連絡をとった(本来、インタビュー原稿として掲載しようと考えていたが、デリケートな内容であるため、実名は控えて掲載することとした)。

選手たちは、いつ頃からこの話を聞かされていたんですか? その質問に対する答えは、あまりにも予想外なものだった。

「正式にチームから選手への発表があったのは1月19日のミーティングのときです」

1月19日。リーグの会見があったのは18日であり、つまりその翌日となる。彼は「みんな正式に知ったのは、ネットの情報でしたね」と苦笑しながらも、F2降格は覚悟していたと話す。

「昨季の終わり頃からそのような話は出ていましたが、(クラブに聞いても)『まだどちらか分からない』という返事が続いていました。選手たちからは『F2に落ちたくない』という旨は伝えていたのですが……。昨年12月くらいには来季のアリーナのスケジュールをどれくらい押さえているのかなどを間接的に聞いて、『やっぱりF2なんだ』と、そのあたりでは確定しているんだなと感じていました」

なぜクラブは選手たちにも発表を伝えなかったのか。別のクラブ関係者は、選手たちがSNSなどを使って情報が拡散してしまうことを危惧しての判断だったと理解を示す。確かに、これだけ大きなニュースである。たとえば次の移籍先を探そうと、選手が他クラブの選手・関係者らに相談すれば、そこからも情報は広がってしまった可能性は否定できない。

その点ではクラブの判断を安易に責めることはできないが、来季から「F2のまとめ役」としてリーグからも期待されているクラブの現所属選手たちは、キャリアの岐路に立たされることとなった。

シーズン終盤に神戸は意地を見せて、最終節ではプレーオフに進出したフウガドールすみだに2-1で勝利して、最下位を脱出した。そのとき、選手たちを奮い立たせていたのは、何よりもファン・サポーターへの想いだったが、同時にまだ正式に聞かされていなかったF2降格に向けた想いもあったという。

「今シーズン、本当に勝つことの難しさを感じさせられた中で、第3クールで一番、勝ち点を取ることができました。何より、どんなに苦しい状況でも応援して、一緒に戦ってくれたファン・サポーターの皆さんとともに、勝利で喜び合いたいという想いが選手全員にありました。当時は聞いていませんでしたが、『最下位になったからF2に落ちた』と思われたくないという気持ちもありましたし、絶対に最下位で終わりたくないという想いも強くありました。このまま終わって良いわけはない。そんな意地で戦っていたのもあります」

だからこそ、すみだ戦の勝利は忘れられないものとなった。

「2つのゴールはともに素晴らしいゴールでしたし、それ以外のシーンでもみんな戦えていたと思います。すみだにもチャンスはありましたが、ポストに当たったりと運も良かったです。でも、その運は自分たちで引き寄せたのかなと。プレーオフに出るような強豪のすみだ相手にも戦えるという事を最後に魅せられたことは嬉しく思いますし、重複しますが応援してくれた方々が笑顔になってくれて本当に良かったです」

今回の自主降格の理由について、リーグの会見では「クラブの建て直し」と「F2のリーダーになること」が発表されたが、クラブから選手たちには「F1で戦う体制が整えられないためのF2自主降格」と説明があったという。当然、シーズンを追うごとにフットサルをプレーすることで収入を得られなくなっていった選手たちは、クラブの運営が資金的にも人材的にも、難しい状況にあることは把握していた。

この主力選手は「選手たちはみんなF1でプレーをしたかったので、引退をする選手も出てくるでしょう」と悔しさを滲ませながらも、愛する現所属クラブへの期待を語る。

「資金難、人材不足は簡単には解決できないとは思いますが、F2に降格してもFリーグ発足時からのチームのひとつとして、今後も大事な役割を担ってくると思います。どうにか建て直してほしいと思います」

1つのシーズンが終了すれば、どのチームも新シーズンに向けてスタッフ・選手の入れ替えを行う。まったく同じ顔触れで複数のシーズンを戦うことは、まずあり得ない。それでもシーズン最後の大会となる全日本選手権は、現在神戸に所属している選手たちにとって、特別に強い想いを持って戦う大会となるだろう。

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「全日本選手権では、リーグ最終戦のような戦いが出来ればチャンスはあると思いますし、集大成を魅せられればと思います。神戸の降格で失望しているファン・サポーターの方々のためにも、心震えるような試合がしたいですし、一緒に笑顔になりたいですね!」

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