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【FリーグPO】19歳ラストマッチを勝利で飾れずも… FP植松晃都「今までとは違う湘南を見せられた」

[1.14 Fリーグプレーオフ準決勝 町田 3-2 湘南 駒沢屋内]
期待が大きすぎるのかもしれない。だが、個人的にAFCU-20フットサル選手権2017以降の湘南ベルマーレのFP植松晃都のプレーには、物足りなさを感じていた。瞬間的には、タイランド5のときに見せた複数のイラン代表選手に囲まれても吹き飛ばしてボールをキープしていた力強さなどを見せていたものの、もっともっと決定的なプレーができる選手であるはずなのに、今季好調の湘南では決定的な選手に成りきれていない印象を受けていたのだ。
しかし、プレーオフ準決勝のペスカドーラ町田戦では、随所で違いを示す存在となっていた。18日に20歳となったFリーグ最年少出場記録保持者は、惜敗の中で何を感じていたのか。

以下、プレーオフ準決勝、ペスカドーラ町田戦後の植松晃都のコメント
――久しぶりにあそこまで気合いが入っていましたね。
植松 そうっすね。

――この雰囲気は駆り立てるものがありましたか?
植松 まぁ、そうですね。ジャッピ(ジャッピーニャ、本田眞琉虎洲)が元町田ということで、すごい気合いが入っていたんです。普段はあまり声を出さないというか、「いこうぜ!」というようなことを言わないのですが、今日は最初から「やってやろうぜ!」という感じだったので、それもあってチーム的にはイケイケになっていました。僕も『お、ジャッピが言った!』という感じで気合が入りましたし、勝って名古屋と対戦したかったですね。リーグ戦の成績上、勝たないと上にいけなかったので、自分たちは最初からどんどんいって勝とうという話はしていました。

――ところが森岡薫選手の右足シュートに出鼻をくじかれてしまいました。
植松 アップでも、全然、右足を使っていなかったんですけどね。やっぱり薫さんは、そういうところも違うなと思いました。

――アップを見て、試合までに「右足は平気だろう」というような話はあったんですか?
植松 いや、特にそういう決め事はありませんでした。ただ、やられたってことですね。

――リーグ戦で対戦していて、どこに町田は隙があると見ていましたか?
植松 チームとしては、スペースへのドリブルを意識していました。町田の選手に対して、スペースを使ってスピードに乗ったドリブルで打開できたときに数的優位がうまれるので、足の速い選手がスペースを使ってドリブルをして、少しでもチャンスをつくろうという話し合いはしていました。そういったプレーは、ちょっと少なかったかもしれません。

――それでも前半のうちに1点を返して、1-2で後半を迎えられました。
植松 前半で2点取られて、落ちていたところはありましたが、1点取り返すことで、あと2点取れば自分たちが上がれるという状況でした。3点と2点だと全然違うので、2点になったことはデカかったのですが、その流れの勢いで、すぐに後半に入れませんでした。もっと勢いよく入りたかったのですが、決めきれないところもありました。そういうところでちゃんと得点に絡めていれば、今日の試合も変わっていたと思います。後半、先に点を取れなかったのが痛かったですね。

――終盤はボールを保持していましたが、本当の決定機はなかなかつくれませんでした。
植松 ちょっと遠い感じはありましたね。自分たちの攻めている時間は長いし、ボールは持っていたんですけど、攻め手に欠けるというか、最後まで行けませんでした。それはやっていても、モヤモヤしている感じでずっとありましたね……。なんかが足りなかったんでしょうね。

――町田の守備が堅かった?
植松 町田も気合が入っていて、寝るところは寝ていましたからね(寝る=体を投げ出して横になってシュートをブロックすること)。シュートを打っても絶対に町田の選手の誰かに当たるとか、そういう場面が多かったので、町田の気持ちに負けたというか、町田の選手たちの気持ちがすごく、自分たちよりも高くあったのかなと思います。

――植松選手も1対1でドリブルを仕掛けて森岡薫選手を抜くなど、いつも以上に気持ちが入っていると感じましたが、いろいろなものがこの試合で引き出されてのではないですか?
植松 なんかもう『自分でやってやろう』という気持ちが、いつもより強かった気がします。ピヴォで入ることが多かったので、ピヴォへのボールが入ったときは、絶対に負けないというのがありました。ピヴォの前に入るときにディフェンスとやり合ったりするのですが、そこでもあまり負けていなかったかなと思うので、全部ボールを集めてほしかった気持ちはありました。でも、なかなか目が合わなくて、味方からパスが来なかったり、自分が欲しいタイミングではなかったり、そうしたちょっとした食い違いでボールが来なかったりしました。そういったところは、もっていなかったかなと思います。

――15歳からFリーグでプレーしていますが、プレーオフは初めてでした。
植松 プレーオフがどうっていうよりも、これだけのサポーターの人に来てもらって勝てなかったことが、本当に申し訳ないです。サポーターの方が集まり過ぎて、プレーオフ感がなかったというか、ホームゲームのように戦えていました。プレーオフですから、いつも以上に『絶対に勝ちたい!』という気持ちは強かったですが、雰囲気的には湘南のホームゲームだったので、いつも通りに戦うことができました。

――フットサル界はネガティブなニュースが多いですが、湘南の選手たちは今回、『勝てば何かを変えられるかも』と特に感じたのではありませんか?
植松 本当にそう思います。これまでずっと自分たちは10位とか、下位に甘んじていましたが、サポーターの方々は大人数で、良い応援をしてくれていました。少し大袈裟かもしれませんが、「サポーターだけ良いクラブで、あまり結果は出ない」と言われ続けていました。優勝を目指して今年は戦ってきましたが、3位という結果に終わって悔しいところも大きいですが、今までとは違う湘南を見せられたとも感じています。

――これから日本代表の活動もありますが、アジア選手権のメンバーに選ばれたら?
植松 選ばれたら、まずアルゼンチンと戦えるじゃないですか? それが楽しみです。強いところと戦って、刺激をもらって、何が違うのかが勉強になると思うので(※通っている大学の関係で代表メンバー入りは叶わず)。

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