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【女子FリーグPO】戦術は筏井! パワープレーを止めた理由を小野直樹監督が説明「彼女の『どうしても自分で勝負したい』『切り裂きたい』という言葉で決断」

[2.17 女子Fプレーオフ準決勝 府中 6-5 さいたま 駒沢屋内]
日本女子フットサルリーグ2018は17日、プレーオフ準決勝の第2試合を行い、府中アスレティックFCプリメイラとさいたまサイコロが対戦した。試合は6-5でさいたまが勝利。勝利したさいたまは、来週行われるレギュラーシーズン1位のアルコイリス神戸とのプレーオフ決勝に進出する。
試合後、小野直樹監督は後半にパワープレーをやめた理由について、「選手からも進言、『こうやりたい』という意見もあったので、パワープレーをやめて通常の形に戻したのが功を奏した」と話し、FP筏井りさにドリブルを仕掛けさせる戦術に変更した理由を説明した。

以下、試合後の小野直樹監督のコメント
――試合の総括を。
小野 絹雄、お話ししたとおり1点差で勝てばいいとわかりやすい状況。昨日の夜にミーティングをして、昨日できなかったボールを自分たちのオープニングで合わせて動かしながら、ピヴォに当てるというのを目指そうと。あとは一番の持ち味のプレスがあいまいで、連動できていなかったので、そこを修正しようとして臨んだ試合でした。

2日連続で、皆さんの中には「平均年齢が8歳ある」とかないとか、書かれていたところがありますが、僕らは一切、そういうことを気にせずに、府中さんは80分を考えてハーフに引いたり、前から行ったりという話をされていましたが、僕らには前から行くしか方法がなかったので、自分たちのやり方を貫こうとしました。

前半、すごく良い入りができたのですが、ちょっとしたミスから、疲れもあったと思いますが失点を重ねて、想定以上の点差が開いてしまった。そこで選手も、私も、妙に落ち着いていたというか、それは多分、試合前のロッカールームで「勝ちたいけど、勝ち負けを前面に出すのではなく、自分たちがやってきたフットサルを今日はみんなで示そう。その結果が出てくる。どんな結果かは試合が終わるまで、誰もわからないから、それに集中していこう」と言ったことがみんなに浸透していたのかなと思います。後半は早い時間に1点取れたことが、このゲームのすべてだと思います。

そのあと、パワープレーも前半の終わりに相手のディフェンスがどういうふうにディフェンスしてくるかを考えて、わざと残り2分からパワープレーをやりました。後半もパワープレーをやり、相手の弱いところはわかりましたが、選手からも進言、「こうやりたい」という意見もあったので、パワープレーをやめて通常の形に戻したのが功を奏した。選手に助けられたゲームでしたし、フットサルをやって20年くらい経ちますが、自分の中で、一番感動的なゲームでした。府中さんも本当に手ごわい相手で、こうなった以上、同じ関東の府中さんの分も頑張り、来週の優勝を目指したい。

――2日間でゴレイラ3人が出場したが、起用方法は?
小野 チームの内情の話になるのですが、3人いるGKのなかで、一人はここのところ仕事の関係で練習にこれなかったり、日本リーグの試合を休んだりしていました。そういう選手を使い続けると、ほかの選手が腐ってしまいます。誰かが飛びぬけてファーストGKということではないので。チームマネジメント上、そのとき、そのときでスタートを任せるよ、最後を締めてねと役割を与えています。ただ、今日のゲームではもし負けていたら、吉村で行くよと。彼女のスローはすごく武器になっていて、それぞれの役割、特徴を考えて、均等ではないのですが、みんなに出場時間を与えようというチームマネジメント上の問題です。

――どういう要望だったのですか?
小野 簡単な話で、筏井がパワープレーだと一番後ろかGKですよね? 筏井が「パワープレーをやるんですか?」と言ってきて、「もう少しやろうと思う」と話したら、もっと自分で勝負したいという話があった。彼女がそういう気持ちであるならば、あえてパワープレーをやるよりも、筏井の個人技にかけようということで、筏井をフィールドで入れて、パワープレーをやめてもっと「筏井の周りのスペースを空けて、筏井の前に入るな」と伝え、彼女のどうしても自分で勝負したい、切り裂きたいという言葉で決断しました。

――筏井選手について、リーグでも力を発揮したが、ここにきて覚醒した要因は?
小野 彼女は、チーム練習ももちろんですが、自分でサッカーの技術を違う小さいフットサルのボールをどうやったら扱えるかということで、個別にシュート練習をさせてくれということで、まったく練習のない日でもフットサルコートにきて、いろんな場面のシュート練習を一人で黙々とやるんです。自分のストロングポイントをわかっていて、それをさらに決定づける努力をしています。左サイドで背負った状態、前を向いた状態、中央、右サイド。いろいろなシチュエーションのシュート練習を、一人で1時間半とかやったりします。そういう気持ち、行動の部分が彼女を覚醒させているのかなと思います。

――これからの1週間、仕事に来れない選手もいますか?
小野 今週はないと思います。

以下、試合後の吉川紗代選手のコメント

――試合の総括を。
吉川 平均年齢を上げている一人なんですが、年とかは関係なく、このチーム、今シーズンすごく逆転する試合が多くて、正直、2-5という3点差があって、プレーオフ進出のために4点必要でしたが、一歩ずついけば、まだ逆転できるなという気持ちはもっていました。その部分で、みんながあきらめずに、戦えたことが本当に、すごいうれしかったし、すばらしいアルコさんと決勝を戦えることをうれしく思います。

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――パワープレーのやり取りについては?
吉川 私ではないので、直接はわかりません。昨日、今日と私のいるセットは、うまくいっていないこととか、失点もすごく絡んでいた部分があったので、何とかしたい気持ちはすごくありました。もう一つのセットが点を取ってくれていたし、私はパワープレーでも、パワープレーじゃなくても、勝てるために、点を取るためにっていう試合ならいいと思うので、ほかの選手がそう思って、そういう話があったのはいいと思います。

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