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【Fリーグ】涙の戦力外通告からリーグ制覇&MVP受賞の大阪FP小曽戸 「自分自身、本当にこのチームに救われた」

[3.4 Fリーグプレーオフ・ファイナル 大阪 3-2 町田 岸和田]

 

2シーズン前、バサジィ大阪からシュライカー大阪に加入した日本代表FP小曽戸允哉は、2016-2017シーズンのFリーグで大阪を初優勝に導き、自身もMVPに選出された。大阪で中心選手としてレギュラーシーズン全33試合に出場し、26ゴールを記録。ボールのない所での質の高い走り、機を見てボールを運んでいく推進力は、大阪優勝の原動力となった。

 

MVPの選考には関係ないだろうが、ピッチ外でもFリーグの試合の開催情報などを発信し続け、日本フットサルを盛り上げようと尽力を続けた。MVPが発表された際、得点王とのW受賞だったヴィニシウスを筆頭に、ベスト5に選出されていた大阪の4選手が、自分のことのように喜びを示したのも、そうしたピッチ内外での小曽戸をよく知るからだろう。

 

試合後の記者会見では、大阪の木暮賢一郎監督は、自身の考えるプロ選手像を最も体現している選手と評し、「カズさん(三浦知良)に肩を並べるくらいまで、やってほしいと思います」と、今後も若手にとっての見本であり続けることを期待した。

 

以下、町田戦後のシュライカー大阪FP小曽戸允や選手のコメント

 

――優勝、おめでとうございます。

小曽戸 ありがとうございます。

 

――昨日、今日と非常に苦しい試合でした。その試合を制してタイトルを獲った心境を聞かせてください。

小曽戸 本当に苦しんだ中で、いろいろなプレッシャーがある中で優勝できたことは素直に本当にうれしいです。

 

――昨日の試合に関しては、前半がまるで大阪らしくありませんでした。

小曽戸 そうですね。前半のディフェンスの部分に関しては、自分たちが今までやってきたことができませんでした。試合勘という部分も多少はあるかもしれませんが、それ以上に町田のプレッシャーや勢いに自分たちが飲まれた部分があると思います。本当に今日も含めて、苦しみ抜いた試合でした。

 

――プレーオフが始まって2年目のシーズンに、挑戦者として名古屋オーシャンズとのプレーオフ・ファイナルに臨みました。今回はリーグチャンピオンでした。そのときとは違いましたか?

小曽戸 プレッシャーが半端ないなというのが正直なところです。リーグで1位になって、アドバンテージもある中で優勝しないといけないプレッシャーを背負って戦うというのは、簡単ではないなと。今まで名古屋が9連覇してきて、すごいなと思ってきましたが、今回、その立場を経験してみて、もっとはっきりとこのプレッシャーの中で9年間優勝を続けてきて、偉大なチームだなと感じましたし、やっぱりそこに自分たちも追いついていかないといけないと感じました。

 

――2試合目を迎えるにあたって、どういう風に迎えましたか?

小曽戸 昨日の試合は良い意味で忘れようと話しました。後半は自分たちのリズムでできた場面も多かったので、『今日は別の試合だ』と、みんなで切り替えられたのは良かったです。誰が中心になってというよりも、みんなで大浴場で話したり、朝のミーティングで話したりしました。アルトゥールは若いですが、経験もありますし、重みのある言葉をかけてくれましたし、いろいろなことを発言してくれて、チームが一つになりました。ベンチ外の選手を含めて、みんながそれぞれ『チームのために』という想いを持っている中で、クラブの願いがああいう結果につながったと思います。

 

――今日の試合では2点のリードを奪いながら追いつかれました。こんなに苦労するんだなという試合になりました。

小曽戸 セットプレーは気を付けないといけないと警戒していたのですが、それで点を取られたのは本当に痛かったです。でも、2-2になってプレッシャーがある中で、チームの力があそこに出たかなと思います。勝ち切ることができて、本当にホッとしたというところです。

 

――リーグ優勝とプレーオフ優勝と、また違うものですか?

小曽戸 そうですね。リーグのときは、まだ次があるからと思い切り喜べませんでした。でも、今回はプレッシャーもあった中で、喜びも強かったですし、ホッとしました。個人的にやっぱり昨日の試合に負けたあとに、ウズベキスタンのことを思い起こしたりもしていました。

 

――アジア選手権でベトナムに負けた後、キルギスタンにも連敗してしまいましたからね。引きずらないようにと。

小曽戸 やっぱり同じようなことを繰り返してはいけないと強く思っていたので、いろいろなプレッシャーがある中で勝つことができて、本当に良かったです。

 

――そして、大分で戦力外通告を受け、大阪に拾ってもらった選手が、今シーズンのMVPになりました。発表の瞬間は、グッとくるものがありました。

小曽戸 (笑)。自分は大分に残るつもりで1回、大阪からオファーを頂いたときに「大分に残るつもりです」って断っていたんです。それでも、もう一度変わらずに声を掛けて獲得してくれました。監督、GMには、本当に感謝しかありません。そういう人たちに優勝という形で応えられたのは、自分の中でも目標だったので。グレさん(木暮賢一郎監督)を胴上げしたいという気持ちが本当に強かったので、そういうことができたのは、自分自身、すごくホッとしました。自分自身、本当にこのチームに救われた部分があるので。自分自身のパフォーマンスもここで、上げてもらいました。この2年、特にケガをしてから、トレーナーを含め、いろいろトレーニングをしてもらって、すごく良い状況になっているので。それがこういう結果につながって、本当にこのチームに来て良かったなと思います。

 

――MVPの発表の瞬間、大阪の他の4選手がすごく喜んでいました。あの周囲の反応こそが、小曽戸選手を表しているんだなと見ていました。

小曽戸 自分自身、アルトゥールが選ばれるのではないかなと思っていたんです。パフォーマンスを見ていても本当に素晴らしい選手ですし。そうした選手たちが祝福してくれたのは、すごくうれしいですし、本当に良いチームだなとあらためて思いました。

 

――来シーズンのFリーグはディフェンディングチャンピオンとして迎えますし、代表の活動もあります。が、その前に、全日本選手権がありますね。

小曽戸 そうですね。まずは全日本選手権ですね。代表はそのパフォーマンスが良ければ呼ばれることもあるでしょうし、自分自身では決められないことですが、今年は全日本選手権でもう一つタイトルを獲って終わりたい気持ちが自分自身、すごく強いので、もう一回、切り替えてしっかりやっていきたいと思います。

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