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【選手権】2年連続3冠の名古屋 ペドロ・コスタ監督が退任をFP酒井ラファエル良男が現役引退を表明 試合後の記者会見全文

[3.10 第24回全日本選手権決勝 名古屋 6-0 立川・府中 駒沢屋内]
JFA第24回全日本フットサル選手権大会は10日、大会最終日を迎え、名古屋オーシャンズと立川・府中アスレティックFCが対戦した。試合は6-0で名古屋が勝利し、リーグ、リーグ杯に続くタイトル獲得で、2018/2019シーズンの3冠を達成した。

試合後、チームを2年連続の3冠に導いたペドロ・コスタ監督は、試合後の記者会見で退任することを発表。さらに同席した元日本代表FP酒井ラファエル良男は、現役を退くことを表明した。

以下、決勝後の記者会見でのペドロ・コスタ監督、FP酒井ラファエル良男のコメント
――試合を振り返ってください。
ペドロ みなさん、こんにちは。今日は、まず試合の話からは遠ざかってしまいますが、今この瞬間、とても幸せな気持ちでいることを伝えさせてください。長い間、違う文化、違う国、違う選手、違う監督から、いろいろなことを学ばせてもらいました。選手たちとは、チームメイトであり、友達であり、その後は監督という関係にもなりました。

この場をお借りして、私の名古屋オーシャンズでのキャリアは、今シーズン限りになることをお知らせします。そこで、みなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思っています。私には、悔いは一つもありません。本当に幸せな気持ちで、この名古屋オーシャンズでの日々を、締めくくることができます。サポートしていただいたみなさんに感謝しかありません。私だけでなく、私の家族を含めて、全力でサポートしてくださったみなさんに感謝しています。私が日本にいた期間というのは、いつまでも私のハートに残っています。いつまでも、日本という国を応援し続けます。
ということで、いつも私がやっている試合の分析は、今日は酒井選手にお願いしようと思います(笑)。

会見で涙を見せた酒井選手。現役生活に別れを告げた

酒井 私も試合を振り返る前に皆さんに一言、伝えなければいけないことがあります。今日の試合が、プロのフットサル選手として戦う最後の試合となりました。このクラブでプレーできたことを本当に誇りに思います。また、優勝してここでみなさんに私の引退を伝えることができて嬉しく思います。この場を借りて、感謝を伝えたいです。

私は、自分が暮らしていく場所は日本しかないと思っているので、また日本に戻ってきます。そして、私が愛するフットサルを、これまでの選手とは違う形で、もっともっといろいろな人に知ってもらうために、日本で活動していきたいと思います。まだ、何をするかは明確にはなっていませんが、フットサル選手としての活動は終わりますが、フットサルの活動は続けますので、今後ともよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

(酒井が試合を振り返らずに、マイクをペドロ・コスタに渡す)

チームメイトとして出会い、その後は監督と選手の関係になった2人

ペドロ (試合分析がないまま)マイクを返されてしまいました(笑)。酒井は、一緒に長い間、戦ってきた人です。8年間にわたって、一緒にプレーしてきました。酒井は私よりもさらに2年長く名古屋にいます。ですから、10年ですよね。では、少しゲームの話をしましょうか(笑)。
酒井が話していたように、完璧な形で今シーズンを終えることができました。リーグでは、夢のような形で制覇することができました。プレーオフではかなり苦戦して優勝を手にしました。AFCフットサルクラブ選手権では予想外というか、私たちが求めていた場所までは行けませんでした。しかし、それがスポーツだと思います。
そして、この全日本選手権では、この2試合だけではなくすべての試合が大変でした。痛みがあり、困難な時、相手を下回る時でも、耐えて戦ってきました。立川・府中をリスペクトしていますが、この過程があったからこそ、今日のような試合を展開できたと思います。素晴らしい40分間でした。最初の1秒から、最後の1秒まで、集中を切らさずに、さらにアグレッシブに行く姿勢を見せました。それはこの過程、今日の決勝だけではない思いが、チームにあったからだと思います。
私は現役を引退した直後に監督に就任しました。この勝者のメンタリティを持った選手たち、スタッフたちのなかで仕事をさせてもらったこと、私に投資していただいたことについて、クラブに深く感謝します。彼らと一緒にやれたことにも感謝します。これはフットサル人生だけではなく、自分の人生にも、生かせる経験ですし、いろいろと学ばせてもらったことに感謝します。私がここにいられた時間は、自分の財産になりますし、いつまでも心の中に持っていきたいと思います。ここにいる関係者の皆さん、愛するフットサルにかかわっている皆さんに感謝したいですし、今後もこのスポーツを盛り上げていってください。
では、酒井選手に質問をしてあげてください。お願いします!

――では、酒井選手に質問します。今、左腕にキャプテンマークがありますが、試合中は星龍太選手が巻いていて、試合終了時に平田選手が酒井選手の腕に巻いていたと思います。その瞬間の気持ちを教えてください。
酒井 ここで皆さんに、すべてをオープンにしたいと思います。実は大会前に、この決勝まで行けたら僕がキャプテンになるとチームで決めていました。しかし、決勝まで勝ち上がった流れを大事にしたかったので、決勝の前に櫻井GMに「流れを変えないほうがいいのではないか」と話をして、急遽、星龍太選手にそのままキャプテンマークを巻いてもらうことにしたんです。ただ、唯一「試合後の記者会見で私の引退を発表させてもらい、長年の感謝を伝える場にしてください」とお願いをして了承してもらい、ここに出席させてもらいました。おかげさまで、試合展開もうまくいき、私たちが予想したとおりに終わってよかったです。ホッとしています。

――お二人が着ているユニフォームには、いろいろなことが書いてありますが、何が書いてあるのでしょうか?
酒井 チームからのサプライズのプレゼントでした。僕たちは何も聞かされていなかったので、驚きましたが、少し見た限り、全員のメッセージが入っているようです。また後で、ゆっくり読ませてもらおうと思います。

ペドロ このメッセージは、選手と監督では、書いてあることが全く違うでしょうね(笑)。監督は決断をしないといけません。常に一番良い決断を獲れるわけではないと思いますし、試合に出場しなかった選手もいるので「なんで出してくれなかったんだ」とか、間接的に書いてあるかもしれません(笑)。あとでゆっくり読みますが、本当に感謝したいと思います。
もちろん、今のは冗談ですが、日本でかかわったすべての人が、私を成長させてくれましたし、ここにいられる要因だと思います。何も悔いがありませんし、幸せな気持ちのまま、母国に帰りたいと思います。

「何も悔いはない」と話すペドロ・コスタ監督、最後の記者会見

――監督に就任して1年目はタイトルを逃しましたが、3シーズンの間に7つのタイトルを獲りました。仕事ぶりを、どのように評価しますか?
ペドロ 自分自身を評価するのは、難しいことです。ですからこれまでを振り返って、全体がどうだったかを話したいと思います。1年目は、非常に苦しいシーズンでした。私だけではなく、新しい選手もいるなかで、全員がタイトルを獲りたい気持ちでいっぱいのなか、獲れなかったシーズンでした。ですが、それが今に繋がっていると思います。どのチームでも、いつかは世代交代をしなければいけません。そのときにしっかりと考えて、クラブで決めたことを実践しました。すぐ目の前に結果は出ませんでしたが、それが今になって出てきています。

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就任1年目では、確かに国内でのタイトルを獲ることはできませんでした。しかし、AFCフットサルクラブ選手権という最も難しいタイトルを獲得できました。この難しさは、一度出場したシュライカー大阪も感じたでしょう。そのタイトルを1年目で獲れたことから、胸を張って1年目も成功だったと言えると思います。
このクラブチームに立っている方は、このクラブのことを愛していて、さらに先を考えています。正直、1年目は痛みを伴う1年でした。ですが、勇気のある決断でした。1位をずっと継続していくためには、最終的には勇気のある決断を下すことが大切です。このクラブは、そういうスタンスできていますし、それは素晴らしいことです。それが今につながっていますし、私は今シーズンで去りますが、新しい監督や新しい選手につなげていける環境がつくれているのではないでしょうか。
まだ、質問があるかもしれませんが、もう一度、皆さんと素晴らしい関係を築けたことを感謝したいと思います。私はとても満足していますし、悔いのない状態で帰国します。いつかまた皆さんとお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。

Obrigado Pedro Costa! Boa Sorte!!

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