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【Fリーグ】初のリーグ制覇を成し遂げるのは、大阪か、町田か? プレーオフ・ファイナル展望

Fリーグ2016-2017のプレーオフ・ファイナルが3日に行われる。この舞台に勝ち進んだのは、リーグ戦で1位となったシュライカー大阪。そしてプレーオフ・セカンドラウンドで9連覇を達成してきた名古屋オーシャンズに3-0と完勝したペスカドーラ町田の2クラブだ。

 

試合前の段階で、リーグタイトルに大きく近づいているのはシュライカー大阪だ。今シーズンから加入した新外国人選手のFPアルトゥール、FPチアゴの活躍が光った大阪は、33試合で186得点を挙げている。いくらフットサルが点の入りやすいスポーツとはいえ、1試合平均5ゴール以上というのは、驚異的な数字だ。

 

対する町田は、リーグ戦3位でシーズンを終了。迎えたプレーオフ・ファーストラウンドでは、リーグ4位のフウガドールすみだを寄せ付けることなく、7-2で勝利した。さらにプレーオフ・セカンドラウンドでも名古屋に対して3-0と快勝している。リーグ戦でもシーズン最終盤となった第30節以降は、4連勝を収めており、現在Fリーグの中で、もっとも良い状態にあるクラブだろう。

 

町田が好調の理由は、戦力が整ったことが大きい。今シーズン、名古屋から加入したFP森岡薫は、シーズンの序盤から負傷に苦しめられた。しかし、ここに来てベストの状態を保っており、プレーオフ・ファーストラウンドのすみだ戦、セカンドラウンドの名古屋戦では、いずれも先制ゴールを挙げる活躍を見せ、個人でのリーグ10連覇に近づいている。この森岡の個の力を止められる選手は、Fリーグ全体を見渡しても、なかなかいない。

 

だが、大阪には最も良い状態の森岡を止められる可能性がある選手がいる。アルトゥールだ。第21節の対戦時に大阪は、ボールを収める森岡をボールの奪いどころに定めた。そこにアルトゥールをぶつけ、ボール奪取からのカウンターでチャンスを広げていき、8-4の快勝を収めている。森岡自身はセカンドラウンド終了後に、この試合のときはコンディションが完全ではなかったことを強調していたが、大阪は再び森岡にアルトゥールをぶつけてくるはずだ。もし、絶好調のエースがボールを失い、それが失点につながったとなれば町田に精神的にも大きなダメージを与えることができるはずだ。そういった点からも、この森岡対アルトゥールのマッチアップは、大きな意味を持ってくる。

 

両チームの戦力を見ると、不安があるのは大阪だ。今シーズン、かなり試合に出場するメンバーを固定しながら戦っていた大阪は、シーズン終盤の名古屋戦でFP加藤未渚実が全治9カ月の大ケガを負った。大阪はメンバーを固定していたため、出場している選手たちの役回りも、ある程度固定されていたが、鋭いドリブルか持ち味の加藤が負傷したことで、個人でボールを前線へと運べる選手がいなくなった。加藤の負傷後、同タイプのU-20フットサル日本代表候補のFP仁井貴仁に多くの出場機会を与えていた大阪だが、加藤の穴を埋めるのは簡単ではない。

 

何せ、今の町田は守備も良いのだ。ここまでのプレーオフで圧巻のパフォーマンスを見せているFP中井健介や、日本代表候補合宿にも招集されたFP原辰介、衰え知らずのスピードスターFP金山友紀を筆頭に、町田は走れる選手が多い。彼らは前線から激しくプレッシングを仕掛け、他の試合であれば簡単にボールをつなげるような場面でも、ストレスをかけていく。セカンドラウンドで町田と対戦した名古屋は、危険なエリアにボールを入れられるのが、FPセルジーニョとFPシンビーニャのブラジルラインのみだったこともあり、町田に完封されている。加藤が不在の状況で、大阪がどのように町田のプレスを回避して、前線にボールを運ぶのか。木暮賢一郎監督の腕の見せ所だ。

 

大阪が町田のゴール前までボールを運んでも、町田のゴール前にはGKイゴールがいる。かつて大阪でもプレーしていたイゴールの貢献度は相変わらず高い。今シーズン、大阪は町田から2勝を挙げているが、そのどちらの試合にもイゴールは出ていなかったのだ。ファーストラウンド、セカンドラウンドでは、ともにパワープレー返しからゴールを記録している。また、名古屋戦では金山が決めたゴールをレーザービームでアシストした。攻守に強烈な存在感を放つ、『Fリーグ最強守護神』の守るゴールをどうこじ開け、切り替えが早く精度の高いスローやフィードを、どう断ち切っていくかも興味深いポイントだ。

 

プレーオフ・ファイナルラウンド初戦を大阪が勝利した場合、あるいは引き分けた場合は、その時点で大阪の優勝が決まる。しかし、町田が勝利した場合は、4日に第2戦が行われる。町田はこの試合も勝利しなければ、リーグ優勝することができないが、連戦となれば、町田が優位になるかもしれない。前述のように今シーズン、大阪はメンバーを固定して戦っており、シーズン終盤に出場した元日本代表のFP村上哲哉やFP佐藤亮も、本来の彼らの能力を出し切れていないように見えたからだ。選手層の点では、町田に分があるとも言えるため、大阪としては何としても、第1戦で優勝を決めたいところだろう。試合が1週間なかったことで、チームの疲労が回復できたのか。それとも試合感が鈍ることになったのか。そうしたことも、勝敗を大きく左右するはずだ。

 

楽しみな決戦は、3日の19時に岸和田市総合体育館でキックオフを迎える。J-Sportsの生中継もあるため、会場に行けない方も、ぜひ、ビールを片手に視聴してほしい。

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