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【Fリーグ】浦安にやってきた再注目のスペイン人指揮官 リケル監督「長い目で見たプロジェクトを任されて、日本に来ています」

そのキャリアは圧巻だ。現役選手として2000年のフットサルW杯で優勝を経験。スペイン代表歴は44キャップを数え、同国のリーグも2度制覇している。指導者としても、ポルトガル代表FPリカルジーニョを擁するインテル・モビスタのユースチームや、Bチーム(スペイン3部リーグ)を指揮している。

浦安再建を託された指揮官は、来日してからチームを率いる中で、どんな印象を持っているのか。

以下、キックオフカンファレンスでのアルベルト・リケル監督のコメント
――日本のチームを率いて1カ月ほどだと思いますが、どんな印象を持ちましたか?
リケル 私にとって、日本のチームを率いるのは初めてです。まだ1カ月しか経っていませんが、浦安は選手、コーチだけではなく、スタッフ全員がピッチ内外で私が最もやりやすい状況をつくってくれます。非常に歓迎されていることを感じますし、日本のクラブは監督をやるうえでやりやすいですね。ただ、スペインのクラブと比べると、練習時間の制限、選手の環境が全く違います。その制限がある中でも、一番良い状況をつくっているクラブに来れたことは、私にとって非常にやりやすいことです。
また、このリーグが開催するキックオフカンファレンスも初めて参加しましたが、スペインと比べても、このリーグは非常にオーガナイズされています。本当に開幕が楽しみで仕方ありませんし、それまでにできるだけ良い状況にしたいと、今日、あらためてやる気が出ました。しっかりトレーニングに励もうと思います。

――浦安はベテランが離れました。それは経験の面ではマイナスですが、同時に若手が多いということは、監督の言うことを聞くという点ではプラスになると思います。監督のキャリアはすごいものがありますが、育成年代も指導していましたし、非常に良いタイミングでここに来たのではないですか?
リケル まさにおっしゃるとおりです。塩谷竜生会長がスペインに来て、私に説明してくれたプロジェクトでは、短期間で結果を出すというものではありませんでした。ベテランが抜け、若手が増えて、新チームとして戦っていく。長い目で見たプロジェクトを任されて、日本に来ています。そういう意味では、私が求められているのは経験の浅い若手を育てながら、結果を出すことが会長やクラブに与えられたミッションだと思っています。もちろん若手はコンセプトを伝えやすいメリットはありますが、やはり経験が足りません。その経験を積むために、試合が始まっていろいろミスがあったり、勝てない時期もあったりするでしょう。それもプロジェクトの一つとして、次のシーズンなのか、未来につなげられるようなチームづくりをプランニングをしています。

――「監督は、練習試合でも負けると恐ろしい」と、早くも選手たちの間では評判のようです。
リケル 負けることよりも、自分がやってほしいフットサルが出なかったときに、すごく苛立ちますね(笑)。でも、少しずつです。

――選手たちにやってほしいこととは、具体的に何ですか?
リケル 私が求めていることができないと苛立つというのは、半分冗談ですよ(笑)。プロとして、ピッチに立っている以上、監督や選手は結果を出さないといけません。どこの国の監督も、選手たちが自分の求めているレベル、やりたいフットサルに到達していなければ、気分がいいものではないでしょう。また私は、自分が選手だったときも、いま監督としても、自分自身に非常に高い要求をしています。同じように高い要求を若い選手たちにしていきたい。「ここでいい」「これくらいでいい」と満足してほしくありません。私自身、自分を追い込んできたからこそ、いま、こういう形で日本に来て、浦安で監督ができています。そのラインは崩さず、選手たちに追及していこうと思います。

――ここまでにインターナショナルなレベルになりそうだと感じるタレントはいますか?
リケル いいえ。というのも、私としては1カ月では選手を判断できません。インターナショナルクラスの選手は、1試合だけではなく、1シーズンを通して、もしくは何シーズンも、コンスタントに力を発揮できる選手だからです。まだシーズンが始まっていない段階なので、良くない試合やうまくいかない時期を過ごしていません。その時期に、選手の本質が見えてきます。国際レベルの選手は、テクニック、フィジカル、戦術、メンタルのすべてが秀でています。もちろん、可能性を感じる選手たちはいますが、まだこの一カ月でインターナショナルな選手がいるというのは、判断できません。

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――かつて浦安は日本代表選手ばかりのチームでしたが、今はほとんどいません。チームの結果ももちろんですが、個の育成という点でも期待しています。
リケル 私としては、クラブの結果はもちろんですが、そうした選手を育てることも誇りです。クラブの結果、選手の育成、両方を求めて、このシーズンを戦っていこうと思います。

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