全日本選手権

【選手権】欲しかった無失点という結果を決勝で得た名古屋GK篠田龍馬「最後まで絶対王者と言われる所以も見せたかった」

[3.10 第24回全日本選手権決勝 名古屋 6-0 立川・府中 駒沢屋内]
退任するペドロ・コスタ監督、引退する元日本代表FP酒井ラファエル良男、この2人に花道をつくることはもちろん、GK篠田龍馬にはこの試合を完封で終えたい理由がもう一つあった。

「今季のリーグ戦、僕が出た試合は1つも無失点の試合がなかった。その責任は感じていた」と、篠田は言う。

同じ日本代表GKである関口優志とのFリーグで最も激しいポジション争いを繰り広げながら、レギュラーシーズン無敗という結果を残したが、無失点のゲームがなかったことは気になっていたという。

プレーオフ決勝では、関口に出番を譲ったが、2つのタイトルを獲得して迎えた全日本選手権では、全試合にフル出場し、決勝の立川・府中アスレティックFC戦では、ついに完封勝利を成し遂げた。

プレーオフ決勝終了後から、すぐに全日本選手権へと気持ちを切り変えたという篠田は、国内3冠達成直後には、すでに新監督と戦う来季についても、思考を巡らせていた。

以下、決勝後のGK篠田龍馬のコメント
――2年連続3冠という結果を出せました。その感想をお願いします。
篠田 コスタ体制で3年間やってきて、1年目は難しいシーズンというか、このクラブにとって大きな良くない出来事がありましたが、その出来事があったからこそ、またもう一回イチからつくり直す覚悟ができたと思います。10連覇はなりませんでしたが、そこからまた一つずつ積み上げていく気持ちが、2年連続での3冠につながったと思いますし、すごく幸せなシーズンだったと思います。試合に出られる時も、出られない時もありましたが、どんな時でも自分にできる役割を常に見つけ、実行してきた自負があります。この大会は僕が全部出ましたが、プレーオフ決勝は出ていません。そういう意味でもしっかり準備は常にできていますし、自分のベストを出す準備は常にできていたので、しっかり仕事ができたかなと思います。それは僕だけじゃなくて、(関口)優志も、ここに来ていない高見も含めて、その3人でしっかり競い合いながらやってきた2年間だったと思います。

――昨年はプレーオフ決勝に篠田選手が出て、関口選手が選手権でした。それもあったのでプレーオフ後は、自分でも準備はしていましたか?
篠田 言われたようなことも頭にありましたし、僕自身もプレーオフ決勝に出られなかったことに悲観もしていないですし、恥ずかしいこととも思っていません。しっかりやってきたという自信がありますし、調子も悪かったわけではないので、全日本に向けて僕は切り替えやすかったですね。出ていなかったので。今ももう切り替えていますが、終わったことは終わったこととして、すぐに次に向かわないといけないと思います。次にいかに早く向かえるかだと思うので。プレーオフが終わってすぐで、ほとんど期間はなかったのですが、そのなかでもベストな準備ができたと思います。

――今季、なかなか完封試合がなかったなかで、最後の最後に完封試合ができましたね。チームの守備も素晴らしかったですね。
篠田 本当に僕が今シーズン出た試合、リーグ戦は1試合も無失点の試合がなかったんです。それも責任を感じていて、自分でも納得いく試合が今季はひとつもなくて。オーシャンカップの決勝の大阪戦で、3-0で勝った試合は良かったと思うのですが、あと一歩の試合、細かいところで失点した試合が続いていたので、最後の試合でそれができたのは、僕がというわけではなく、全員がハードワークをして、明らかに府中より勝っていたので。試合が始まってすぐに今日は負ける気がしなかったですね。

――最後まで集中していたのは、篠田選手のゼロで終えるっていう気迫がみんなに伝わっていたのもあったのでしょうね。
篠田 今日は良い得点の積み重ねができたので。そこで1点取られてしまうと気持ちよく終われないのがGKとしてもあります。後味が悪い感じで終わってしまうのも嫌でしたし、自分の力も示したかったので。みんな同じ考えだったと思いますけど、しっかり最後まで絶対王者と言われる所以も見せたかったのもありました。

――最後相手のパワープレーが10分以上続きました。
篠田 そこで無失点だったことに充実感もありますね。府中も疲れがあったと思いますし、点差も開いていたので、パワープレーもしないといけない状況だったと思います。パワープレーには対策もしていましたし、怖さもそんなになかったので。注意する点だけしっかり抑えてやっていれば、大丈夫だなというのがあったので、自信を持ってディフェンスができました。何回かシュートシーンをつくられましたが、それも抑えられたので良かったです。

――ペドロ・コスタ監督が退任し、酒井選手も引退します。最も一緒にいた時間の長かった2人なので、いろいろな思いがあるのではありませんか?
篠田 酒井とは同期で入って、一番長くて10年になります。ずっと酒井がピークの時から一緒にやってきて、助けてもらってきました。コスタにも選手の時から助けてもらって、自分がミスをして失点しても、すぐに点を取って励ましてくれました。監督になってからも、変わらずに信頼してくれていたと思います。もちろん、出られない時もありましたが、そういう時も見ていてくれたなという感覚はありましたし、それで自分も切れずに続けてこれました。本当に2人とも、僕が一番長く一緒にやっているので、その花道を最後につくれたのは良かったです。人間性も素晴らしい2人でしたし、プロの鑑だと思うので、そういう姿を見て僕もいっぱい学んできましたし、感謝しています。それしかありませんね。

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――来季はチームの編成は変わらないと思います。これだけ強いチームが継続されるのは相手に脅威だと思いますが、新監督は一人のGKを使い続けるかもしれません。そのあたりはどう考えていますか?
篠田 それは僕も終わったばかりですが、次を考えないといけないと思っています。GKは監督の好みがありますし、僕と優志も全然タイプが違うので、僕が全くでなかったりということもあるかもしれませんし、その逆もあるかもしれません。そこはどういうものを求めているかを考えて、その監督が目指しているものに、少しでも近づいて、合わせてアジャストしていくことが大事だと思っています。来てみないとわかりませんが、少し休んで、来季は3年間ずっと一緒のことをやってきたのが、ガラッと変わるわけなので、そこは順応していけるように、コンディションを整えたいと思います。今年やってきたことを継続しながらも、またもう一つ上のレベルに行かないと、代表も入れたり入れなかったりで、最近はずっと入っていませんし、そういうところもしっかり目指したい。クラブでやっていることが、多分、繋がっていくと思うので、代表という場所も目指してやっていきたいと思います。

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