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【Fリーグ】FP北野聖夜が明かす、ロベカルボレー弾の秘話 「アップからほぼ全部のプレーをみんなが見ていた」

[9.9 F113 F選抜 2-1 仙台 丸善]
誰も想像しなかった活躍だろう。9日にFリーグ選抜の一員として出場したFPロベルト・カルロスの話である。現役引退から6年が過ぎ、体型は丸くなり、弾丸のようにサイドラインを疾走していた姿は見られない。ところが、6年ぶりの真剣勝負の場である公式戦で、2ゴールをたたき出して、2-1の勝利に貢献したのだ。

しかも、ロベルト・カルロスが来日したのは6日。その後、Fリーグ選抜の選手たちに会ったのは、7日に彼らが名古屋オーシャンズに敗れた試合後の5分程度。試合当日の朝になって、ようやくチームに合流し、アップで初めて一緒に汗を流した。

そんな状況にもかかわらず、ロベカルはセットプレーではなく流れの中で2ゴールを記録。2点目となった26年で2度目の右足弾を演出したFP北野聖夜は、限られた時間の中で、ロベカルのプレーを理解するために、取り組んでいたことを明かした。

以下、仙台戦後のF選抜FP北野聖夜のコメント
――この試合いかがでしたか?
北野 まず僕がミスをして、ボールを見ていなくて失点してしまい、同点に追いつかれてしまいました。しかもイヤな時間(前半残り1分)の失点だったのですが、それを全部(ロベルト・カルロスに)助けられたって感じです。本当に冗談抜きで『スターってこういうものか』と思いましたね。

――試合は膠着していました。どっちが先制点を取るかというところがありましたが、ロベルト・カルロス選手は最初に出たとき、かなりボールタッチもおぼつかない感じがありました。厳しいなと見えたのですが、パッと前に行って結果を出しました。
北野 お互いに似たチームで、本当にいつ点が入ってもおかしくなかったし、どちらに転んでもおかしくないゲームで、ゴール前にいるんですよね。すごいです。

――決勝点のゴールシーンは、ロベルト・カルロス選手が運んで……。
北野 アウトサイドでパスが来ました。アップのときに、すごい速いアウトサイドのパスを出していて、しかもあまりこっちを見ずに出していたんですよ。僕はそれを思い出して、カウンターでわざとセグンドに走らず、ちょっとスピードダウンして走ったら、ボールが来たので『マジでアウトサイドで来た!』と思ったんです。それでGK11だったのですが、GKがゴールからだいぶ引き出せていると思ったので、中に入れて、ロベカルさんに『頼む!』っていう感じで入れました。

――角度も厳しく、ちょっとアバウトなパスでしたよね?
北野 そうですね。敵とGKもいたので、かわしてからだったので、浮き球になっちゃいました。あれしかなくて、中に入れたのですが。

――本当は左足を狙いたかった?
北野 もちろん、そうなのですが、右に行ってしまいました。でも、決めてくれて、『マジでありがとう』という気持ちしかないです。

――Fリーグ選抜で2得点していない選手って、いますよね?
北野 僕もまだノーゴールですし、マジかよっていう感覚ですよ。

――得るものはありましたね。
北野 本当にゴール前のああいう落ち着き、プレーの質。そして、彼が円陣の前に言う一言。そういうのも勉強になりました。

――なんて言っていたんですか?
北野 絶対に勝つということですね。みんながちょっと、ロベカルが来て、浮かれている感じがあったんですよ。でも、彼が「勝つためにやるから」って真顔で言って、それでみんなスイッチが入って、『そうだ』っていう感じになったんで、一番重要なことをわかってるんだなと思いました。

――超一流の試合への臨み方を学べたんですね。そして合わせる時間がなかったぶん、アップのときから「どんなプレーをするんだろう」というのは、敏感に感じ取っていたんですね。
北野 そうです。ワンプレー、ワンプレー、ゲンさん(高橋優介監督)を含めて、ほぼ全部みんな見ていたんじゃないですかね。試合が始まる前には、「あのアウトサイド、速いのがくるから、みんなセグンドに突っ込めよ」とか、アウトサイドパスについては結構言っていました。たまたまそれが俺のところに来ただけですが、良かったです。

――このチームの選手たちは、日本代表入りを目的に集まっています。フットサルはまだまだマイナースポーツで、カズさんが代表に入ったりもしました。今後もそういうイレギュラーなことが起きて、パッと合わせないといけないことが、あるかもしれません。そういう経験が積めたのも、今回はプラスになりましたね。
北野 すごく良かったです。これもまた一つ勉強で、すごく良い経験になりました。アップのときも一緒にやらせてもらいましたし、失点したときも、ロベカルが励ましてくれて「ミスを恐れるな」って言ってくれましたね。

――ミスって言うのはどの部分ですか? 最後尾からドーンと蹴られて、ヘディングでしたよね?
北野 僕は相手(堀内迪弥)の前に立っていて、GKと僕の間のところにピンポイントにボールが入るなんて、確率的に低いと思っていたんです。だから、前に来て、左右どちらに来ても良い状態にしてもいいのですが、見えないところからボールが来て、一歩も反応ができなかったんです。

――堀内選手に付ききれなかったという感覚?
北野 いや、僕の感覚ではマークできている感覚だったんです。あえて、相手の前に入っていたので外した感覚はなかったんです。ただピンポイントに合わせられた。

――相手がうまかった部分もあったと。
北野 そうですね。タイミング的には。ただ、そこを突き詰めないといけないですね。

――そこですかさず声をかけ、さらに最年長ゴールとなる記録に残る逆転ゴールも決めてくれたと。スーパースターは、すご過ぎですね……。
北野 こんなことになると思ってもいなかったんですけど、さすがです。

――次は和製ロベカルのゴールですね。
北野 本当に決めたいですよね。あれを目の前で見せられちゃったら、『なんで俺、10試合以上も出ているのに…』って思っちゃいますもん。

――だって出ていた時間、5分ちょっとくらいですよね(※実際は6分強)?
北野 それくらいかもしれませんね。とりあえず、シュートは3本で2点ですよ。決定率もFリーグでずっと1位なんじゃないですかね。さすがだなと感じました。

――またスター選手が来ることになったら、歓迎しますか?
北野 もちろんです。その選手を負けて帰らせるわけにはいかないので、そのために僕たちも全力で戦いますし、みんなで協力してやっていきたいです。

――「負けて帰らせるわけにはいかない」って合言葉があったんですか?
北野 監督が言っていました。「世界一の選手を、負けて帰らせるわけにはいかない」って。あの言葉には僕たちも気持ちが入りましたね。

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――世界的スターとプレーして、いろんなことを感じた皆さんのプレー、また期待しています。
北野 ありがとうございます。

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