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【Fリーグ】ホーム最終戦で鈴村との対戦も実現した湘南FP久光「スズさんがいなければ、『ピッチに立つ』という目標は立てられなかった」

[2.11 Fリーグ第32節 湘南 5-4 神戸 小田原 1,459人]

 

11日に小田原アリーナで行われたFリーグ第32節の湘南ベルマーレ対デウソン神戸の一戦は、5-4で湘南ベルマーレが勝利した。この試合で、11月23日の第21節の神戸戦(3-3)以降、出場機会のなかった湘南のFP久光重貴はキャプテンマークを巻いて先発出場を果たし、この試合のファーストシュートを含む全4本のシュートを放った。惜しくもゴールは挙げられなかったが、チームの勝利に貢献した。試合後には今シーズン限りでの現役引退を発表している神戸のFP鈴村拓也へのメッセージも送られた。

 

神戸戦後、湘南FP久光重貴選手のコメント

――立ち上がりから、かなり積極的にシュートを打っていたが、どのような意識で試合に入っていたのでしょうか?

久光 監督とも話をしていて、自分の体調の良い、悪いに関係なく、1分という短い出場時間で、その時間を100%でやれるようにトレーニングをしています。その1分間で、自分がゴールを狙うのか、しっかりと守り切るのか。自分の出ている時間で最大限に集中するようにしています。その中で、自然とその1分間の中でゴールへの意欲が沸いてきます。3分、5分と流れをつかんでプレーするのが難しい中で、流れうんぬんではなく、その短い時間でシュートを決めに行く。そういうところを見てもらえたのかなと思います。

 

――病気を抱えながらプレーをすることになってからは、なかなかシュートまで行けなくて悩んでいた時期もありました。

久光 3年前の2月9日に、このピッチで復帰したのですが、あのときはとにかくピッチに立つことが目標でした。今は、短い時間であれば相手のマークにも100%で付けますし、ドリブル、トラップにしても、他の選手に迷惑をかけないというか、チームのためにできることをその1分間で表現して、少しでも疲れたり、動けない、マークに付けないという状況になれば、ピッチに立つ資格はないと思っています。今は、そこをやりきらないといけません。ここまで来ることができたのも、トレーニングをずっとできていて、体も対応できています。これを継続していき、100%でプレーできる時間が1分から2分に伸ばしていく。そうやっていければうれしいのですが、今はまず1分間を100%出し切ることを継続していければと思います。

 

――ホーム最終戦は、かなり競った試合になりました。自身がキャプテンを務め、勝利で終わることができたことについては、いかがですか?

久光 年間を通してチームを引っ張って来たわけではなく、この試合だけという中で『自分にやれることは何なのか』を考えました。チームが勝つことは、やっぱり自分自身もうれしいですし、個人の結果よりも、チームが勝つことを優先できる選手が今の湘南にはそろっています。この試合でも1つになって、最後の最後まで踏ん張りきれたなと、試合が終わってから感じました。ただ、これが継続できていれば、これほど苦しいシーズンにはならなかったんだろうなとも思います。

――久光選手ともつながりの深い鈴村選手にとって、今日の試合はFリーグで最後の関東での試合でした。

久光 ここで行われた僕の復帰戦のときは、スズさんがここに来てくれて花束を渡してくれました。スズさんがいなければ、僕は『ピッチに立つ』という目標は立てられなかったと思います。スズさんには、言葉でお礼するよりも、今日もピッチ上でぶつかり合いましたが、それを体現して『ありがとう』という気持ちに変えたいなと思っていました。今日の試合に勝利できたことで僕らはうれしかったので、スズさんには来週のホーム最終戦に勝ってもらって喜んでもらいたいと思います。勝った、負けたという結果は出ましたが、何よりもピッチ上で、全力で戦う中で「ありがとうございました」という感謝を伝えることができて良かったです。

 

――試合前にはフットサルリボンのイベントもありました。その試合に出場した子供たちにも、喜んでいる良い姿を見せることができましたね。

久光 子供たちも喜んでくれました。病院で出会った子供たちが大半の中で、彼らも自分たちの試合を最後まであきらめずにやりきってくれました。それは今後の彼らの人生にも、すごく大事なことだと思います。僕自身はスポーツを通じてしか、いろいろなことを伝えられませんが、継続してフットサルリボンの活動をやっていきたいと思っています。今日も子供たちの笑顔を見てくれた人たちには、もっともっと応援もしてもらいたいという気持ちです。

 

――まだ最終節、そして全日本選手権もありますが、ホーム最終戦が終わったということで、来季に向けて一言お願いします。

久光 僕自身、目の前の試合、目の前の練習をやりきらないといけません。来シーズンに向けてまだ契約をしてもらえるかもわかりませんし、クラブがあっての選手だと思っているので、クラブから求めていただければ全力で頑張りたいと思っています。でも、いつかは選手として使えなくなる時期は来ると思うので、そのときに後悔しないように1回1回の練習でやり切りたいと思います。

 

――今季は鈴村選手、小宮山選手、村上選手、甲斐選手と久光選手と同じフィクソの選手が多く引退してしまいます。

久光 そうですね。すごく寂しい気持ちもありますが、その分、若い選手たちに責任が増えてくると思います。僕も、明日の町田の試合(町田vs大阪)に行って甲斐さんのプレーを見ようと思いますし、何より全日本選手権で対戦できる可能性も残っているので。僕はそこを一番の楽しみにやっていきます。

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