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【Fリーグ】昨季は第1クール全敗が今季は3節で初勝利! 仙台FP内野脩麻「チーム全体の底上げはかなりできている」

[6.29 F1第3節 すみだ 1-3 仙台 墨田]
リーグが盛り上がっていくためには、サプライズが欠かせない。オーシャンカップから始まった今季、驚きを与えそうなチームの筆頭に挙げられるのは、ヴォスクオーレ仙台ではないだろうか。昨季第1クールで勝ち点を挙げられなかったクラブは、第3節のフウガドールすみだ戦に3-1で勝利し、今季初白星を挙げた。

今季、クラブが掲げている目標は「プレーオフ進出」。5チームがプレーオフ進出できる昨季から決めていた目標が、シーズン開幕前に突然3クラブのみがプレーオフ進出できることが発表されて、上方修正を迫られた。それでも在籍4年目となるFP内野脩麻は、ピッチの内外で多くの変化があったことを感じ取っており、その目標達成にチームが一丸になれていると語った。

以下、第2節のフウガドールすみだ戦後の仙台FP内野脩麻選手のコメント
――今季初勝利おめでとうございます。
内野 ありがとうございます。

――試合はどんな印象を持っていますか?
内野 今日はすみだが相手ということで、相手の分析をして、どういうことをやってくるのかをしっかりスカウティングしていました。そこで相手のウィークポイントを狙っていくということで、点を取れたわけではないのですが、そういった形はところどころ出てきたので、そうしたところは進歩しているのではないかなと感じています。

――自陣から早めに縦へのボールを入れて、ボールを失ってもそこに対して厳しくプレッシャーをかけていたように見えました。
内野 そうですね。相手が比較的にプレッシャーも強くて、マークの距離感もタイトに来ていました。そうしたところで背後があくことはスカウティングしていましたし、僕らのチームには速い選手が多いですし、収められるピヴォもいるので、縦に速い攻撃をすれば、チャンスが絶対に出てくるというのは考えていました。そういったところは狙い通りにできたかなと思います。

――序盤に2点取れたことで楽になったのではありませんか?
内野 そうですね。気持ち的には2-0で楽になりました。ただ、僕は今年で仙台に来て4年目ですが、昨シーズンとか一昨シーズンとかは、リードしている試合が少なかったですし、リードしても追いつかれて……ということがかなり多くあり、最終的には逆転されてしまいました。気を引き締めながらやっていこうと僕個人としては思っていました。若い選手が多いので、意識付けをするのは僕ができるところではあるので、そうしたところは声を出してやって行けたかなと思います。

――2-0からやられてしまう経験からくる、恐怖心はなっていませんでしたか?
内野 まったくないというと、うそになります。ただ今年は練習試合でFリーグのクラブとも数試合できたりしました。そうしたところで全く通用しない部分が多かったかというと、そういうわけでもありません。自分たちができることがかなり見えた、収穫のあったプレシーズンでもありました。初めの2試合、開幕戦と第2節の名古屋戦でも、通用しないところはありましたが、通用する部分もかなり見えたので、強みの部分をもっと出していければと思っています。

――オーシャンカップの浦安戦は前半が、開幕戦の大分戦は後半が良くて、その戦いぶりは可能性を感じさせるものでした。
内野 そうですね。大分戦は前半に3失点して、自分たちで苦しくしたんです。浦安戦は後半にガス欠をしてしまって…、大分戦はスロースターターで毎年毎年見るような仙台だったと思います。そこで何かを変えないといけないということは、個人個人で思ったことでもあります。3節まで来てしまいましたが、去年は第1クール全敗だったので、それを考えると早かったかなと思います。

――今年はホセ・フェルナンデス監督も4年目を迎えて、彼と合わない選手が出て行き、荒牧太郎選手ら即戦力が入ってきました。今季4年目の内野選手から見て、今季の仙台はどうですか?
内野 昨シーズンに関しては、選手間とかでも意見がまとまらないことが少なからずありました。それでも一丸になろうとあがいたシーズンだったかなと。それが実になって、去年は過去最高の順位になることがあったと思います。

――ホセ監督と選手がベンチで言い合いをしたりする場面もありましたね。
内野 そうした部分が見え隠れするところは、絶対あったと思います。でも今年は非常にポジティブに物事を運べているのが、去年と今年の違いかなと思います。

――話を今日の試合に戻しますが、相手のパワープレーにも対応して逆にカウンターから内野選手もダメ押しのゴールを決めました。
内野 去年だとパワープレーの守備は、誰々と誰々と誰々と誰々って決めていたんです。そういうときはパワープレーが不慣れな選手が相手になって、パワープレーのディフェンスをする人が入って練習をしていました。あまりパワープレーの守備で出る選手たちの練習になっていなかったのかなと思います。今シーズンに関してはパワープレーをやる選手とやらない選手でチームがしっかり分かれているので、パワープレーの守備を練習でやっていた選手が今日は試合に出ましたし、ゼロで抑えられたことは自信にもなると思っています。

――練習からしてもう去年まではレベルが違うんですね。
内野 今年は(荒牧)太郎さんというベテランで経験豊富で、道をしっかり照らしてくれる選手が入ってきました。関尚人選手もそうです。そうした示してくれる選手がいるのは大きいですね。僕も若手ではないのですが、若い選手たちが彼らが示す道めがけて、しっかり走ってくれれば良い方向に向かうのではないかなと思います。

――今季はどういう目標を掲げていますか?
内野 クラブとしてはプレーオフ進出を掲げています。

――なかなか高いハードルですね。
内野 今だから言えますが、プレーオフのチームが3チームになったことを知ったのは、開幕前のプレスカンファレンスだったんです(笑)。そのときは、すでに目標をプレーオフ進出にしていたので「おっ?」と思いましたね。

――それは遅くないですか(笑)?
内野 クラブの始動もその頃でしたし、噂はいろいろと聞いていたんですけど、どれが本当かはわからなかったんですよね。今季の目標に関しては、昨シーズンの終わりから「来季はプレーオフ」となっていました。「今年のプレーオフ進出クラブは3位以上」と言われて、選手たちはみんな「えっ?」となりましたが、それでもやり甲斐はありますし、目指したいと思います。名古屋、町田、大阪、すみだと上位を狙うチームはいっぱいいますが、今日はすみだに勝てました。先週は名古屋に1-6で負けてしまいましたが、上位陣とも戦える集団になってきていると思います。外から見てどうかはわかりませんが、メディアの記事を見てもそのように書いていただいている部分もあったので、そう見えているのかなと思います。競争力も上がってきていますし、僕も昨年は出場停止以外は全試合に出たのですが、今年は気を抜けないところがあります。

――出られなくなるかもしれないということですね。
内野 はい。昨シーズンは出場時間が短かった選手たちが、今日は長く出たりもします。チーム全体の底上げはかなりできていると思います。

――同時にホセ監督もマルロン選手と荒牧選手に関しては、すごく長い時間ピッチに立たせます。そうなると残りの選手たちで2つの枠を争っているようになります。それは厳しい競争になりますね。
内野 去年は、ノエとか、アレックスもいて、彼らが出る時間が長かったです。でも僕も試合に出たかったから死に物狂いでやってましたが、メンバーには入れる状況でした。でも、今年はメンバーに入れるか入れないかもギリギリなので気は抜けませんし、チーム内でも「メンバーからどうせ外れるから」と思うことなく、みんながメンバー入りを狙って、ポジティブにやっていけていると思います。

――ホーム開幕戦も盛り上がっていましたし、チームは非常にイベントにも力を入れています。そうしたチームスタッフの頑張りも、選手たちに響いているのでは?
内野 今年はスタッフも増えましたし、チームを支えてくれる土台がかなり固まりました。

――選手にはそんなに新しい負担がかかっているわけではないのかなと思いますが、何かをやったときの拡散力とか、クラブとして力がついてきている感じがします。
内野 そうですね。広報面ではかなり力が入っています。去年もやりましたが、(J1の)ベガルタさんとのタイアップもできました。そういう意味では仙台での認知度が上がってきていると思います。僕はかつて浜松にもいて、震災復興のために何かできればという思いで仙台に来たので。あとはチームとして結果を残す。成績を残すのはもちろんですが、そういうところでも仙台や宮城県に東北の地域に、十分いまも明るくなってきていますが、もっともっとさらに明るくしていきたいのが僕の思いです。

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――今度、Jヴィレッジで日本代表合宿もあります。もっともっとヴォスクオーレが仙台の人たちや被災地の人たちにとっての新たな趣味になるといろいろな意味で大きなクラブになれそうですね。プレーオフ進出は大変かと思いますが、うまくいけば5位以内は狙えると思います。
内野 はい。僕らはできないかもしれないけど、やることに意味があると思っています。優勝できないチームなのに、「優勝します」って言うことは簡単です。でも、達成できるか、達成できないかのギリギリのところは、選手にとってのモチベーションになると思います。まずはプレーオフを目指していく。それがダメだったら5位以内……と少しずつ下方修正するかもしれませんが、常に自分たちが目指せる最も高いことを目標に掲げながら、今シーズンは戦っていきたいと思います。

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