【U-20アジア選手権】静かに出場機会を待つGK岩永汰紀「常に良い準備はしている」

登録メンバー14名のうち、3名がGKだ。だが、第3GKに出番が巡ってくることは、なかなかない。今大会、U-20日本代表は初戦から第3戦までGK坂桂輔が先発出場し、第4戦ではGK山田正剛が先発した。チームで唯一、出場機会のないGK岩永汰紀だが、Fリーグでの出場経験でいえば、この3人の中で最もある。かつて、日本は常に準備を怠らなかった第3GKが決勝の舞台で登場し、大活躍してアジア王者になったことがあった。このチームの第3GKとなっている岩永も、腐ることなく、チームのためにできることを考え続けている。

 

以下、21日の練習後のGK岩永汰紀選手のコメント
――タイランド5sを戦った、バンコクアリーナに戻ってきました。今の気持ちを聞かせてください。
岩永 それはやっぱりうれしく思います。限られている人しか呼ばれることができないので、そこに関しては素直にうれしいです。
――「そこに関しては」という限定が付きましたが、やっぱり、ここまで出られていないことは悔しいですよね。
岩永 出たい気持ちもありますが、組織としてというか、チームが勝たないと出られる機会も減りますし、仮にグループステージで負けていたら、予選敗退していたら、決勝トーナメントに行くことはできませんでした。そうすると絶対に試合に出ることができませんでしたが、グループステージを突破できたので、また出られるチャンスはあります。常に良い準備をしているので、そこに関しては大丈夫です。
――いま、チーム内の役割はどのように考えていますか?
岩永 僕は去年、一番、1シーズンを通して所属チームで試合に出ていたと思います。そこに関しては、坂(桂輔)よりも、マサ(山田正剛)よりも多いです。Fリーグでの経験値というか、試合での経験値というのは、ほかの2人よりも多いと思っているので、ベンチからできることも多いので、そのできることをやっている感じです。
――当然、パワープレーでやられている場面などを見ているときは、「自分だったら」という思いもあったと思いますし、プレーしている選手をどう鼓舞するかも、考えなければいけなかったと思います。
岩永 外からの方が見えているというか、中でやっているぶん、外からどれだけ修正できるか。中の選手をどれだけ手助けできるか。パワープレーでは、そこが一番かなと思います。
――ミゲル・ロドリゴ日本代表監督時代には、アジア選手権の決勝でいきなり第3GKだった関口優志選手が出場したこともありました。
岩永 はい。誰が出てもおかしくないというか、誰が出ても同じくらいのパフォーマンスができるレベルにあるので、僕が出ても、坂が出ても、マサが出ても、みんな良いパフォーマンスができるというか、チームを勝たせることができると思っています。僕も出たら、絶対にチームを勝たせられるようにしたいと思います。
――タイランド5sでは、全3試合に出ましたよね。
岩永 はい。やっぱり思い出深い場所ですし、初めて代表に呼ばれた場所でもあるので、再びここでピッチに立ちたいと思います。
――ちなみにPKは強いんですか?
岩永 いや、やったことがないのでわからないんですよね。
――そうなんですね。良い準備をして、明日を迎えてください。
岩永 はい。