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【Fリーグ】19日にリーグ最終戦を戦う神戸FP鈴村 「最後の一試合、やり切りたい」

[2.11 Fリーグ第32節 湘南 5-4 神戸 小田原 1,459人]

 

11日に行われたFリーグ第32節、デウソン神戸は小田原アリーナで湘南ベルマーレと対戦した。今シーズン限りでの現役引退を表明しているFP鈴村拓也にとっては、キャリアにおけるリーグ戦、最後のアウェーゲームとなった。

 

鈴村がフットサルを始めたばかりの頃、初めての日本代表候補トレーニングキャンプが行われたのが、この試合の会場となった小田原アリーナだった。残念ながら鈴村擁する神戸は4-5で敗れたが、さまざまな思い出のある地での試合を終えた鈴村は「最後のアウェーゲームが小田原アリーナで良かった」と、感慨深く語った。

 

以下、湘南戦後の鈴村拓也選手のインタビュー

――試合の感想を聞かせてください。

鈴村 勝ちに行って負けたことに対して、今現状、全員が悔しい思いでいます。それでも試合後に選手たち全員で話した中では、すごく前向きにコミュニケーションをとることができました。ここ数年はなかったのですが、今年はプレーオフに行ける可能性が最後の方まで続いていました。(前節でプレーオフ進出の可能性が消滅したことで)若干、気持ちの面でも難しいかなという週ではありましたが、試合に入ると全然そんな雰囲気はなく戦っていました。最後のところで失点したのは、個人のところも出ましたが、そういうところをどう改善するかという話し合いがすでにできました。監督から、選手から、年齢を問わず自発的に「こうしよう」「こうやっていこう」という話し合いができるチームになっています。この試合の敗戦は、必ず今後につながっていくと僕は思いますし、つなげていこうという意思がロッカーのみんなの姿にはありました。負けて言うのもあれですが、成長はしているのかなと思います。

あらためて、みんなそんなに簡単に上には行けないと思い知りました。その中で1週間かけて、来週のホーム最終戦を良い状態で迎えるように今からスタートを切っていると思います。あとは湘南ベルマーレの小田原アリーナで、今までで一番のアウェーの雰囲気を感じた場所でしたし、そこで後押しされた彼らは力強かったと思います。それでも勇敢に戦ったデウソン神戸も良かったと思うので、フットサルの楽しさを伝えるという部分では、両チームとも全スタッフを含めて、前を向いていい試合だったと思いますし、こういう試合を続けて行くことがFリーグにも大切かなと思います。どちらがも激しく行っても、リスペクトがある中での厳しいプレーであったり、レフリーもうまくコントロールしてくれました。個人的なことですが、最後のアウェーゲームを本当に最高の環境でできましたし、そういったメッセージをいただいて試合を終えられて、感謝の気持ちでいっぱいです。

最後にホーム最終戦は、自分たちでそういう雰囲気をつくってもらい、雰囲気をつくり、良い内容で終わりたいと思います。

 

――久光選手とマッチアップする場面もありましたが、そこに対する特別な思いは?

鈴村 ピッチ内では、何もなかったですね。今、振り返れば別ですが、試合中はそこに誰がいるという特性は、たとえば左利きなのか、右利きなのかっていうのは意識しますが、それ以外は特別な意識はありませんでした。

彼らにとって最後のホームゲームを、自分ももう1試合ホームゲームが残っているという中で、対戦できたのはうれしいです。彼がいたから僕は復帰できたと思っていますし、『対戦しよう』『対戦しよう』というのを大きな目標として、お互いに持てていました。

先に僕が辞めてしまいますが、それは自分の決断ですし、決めたときはすぐに久光にも言いました。やっぱり僕の中で彼の存在は非常に大きかったんだなと、最後の対戦を終えて、今現在の心境として、あらためて感じています。

でも、ピッチ内では、何も。どう来るのか、どう止めるかと。僕は後ろにいることが多いので、球際に激しく行ったりしましたが、そこは相手の誰に対しても厳しく行っていました。今、試合に負けた悔しさとか、いろいろな感情もある中で、個人的な感情を言わせてもらうと、楽しみにしていたものが、一つ終わってしまったなと。ちょっと、言葉が…。ごめんなさい。これまで本当に2人しかわからないことを話し合いましたし、彼がいたからやれたというのは大きかったです。

自分の中では、久光との約束を果たすこと。そして、誰が病気だったかわからないプレーをすること。それが僕の「復帰」の一つでした。そこを果たせているのかはわかりませんが、自分はやり切ったと思っていますが、最後の一試合でやり切りたいと思っています。

この雰囲気でやらせてもらったのは、選手として大きいですし、自分一人では絶対にできません。そういう相手がいる。そういう人がいる。そういうことをフットサル人生17年、その前、サッカーもしてきた中で、最後のアウェーゲームで彼と試合ができたのは幸せだと思いますし、感謝しています。久光にも、こういうふうにアウェーでもしてくれた湘南ベルマーレの皆さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

――見ていると、まだまだプレーできそうだなという場面がたくさんありました。

鈴村 そう言ってもらえるのはうれしいですが、自分はもう引退すると決めていたので。今日、こういう雰囲気でしたし、アウェーでの戦いをさせてもらいました。今のFリーグで、ボールを持っていてブーイングされるような雰囲気の中でやれる試合は、なかなかありません。勝てなかったですし、悔しいですが、そういう試合ができたことは一人の選手としてうれしかったですし、小田原アリーナ、湘南ベルマーレさんに感謝しています。選手として残された2試合のうち、1試合でこういう経験をさせてもらえたことがうれしかったです。負けたのは悔しいですが、それと別な感情としてすごく感謝しています、

 

――多くの試合をしてきた鈴村選手にとっても、記憶に残る一戦になったのでしょうか?

鈴村 残りますね。小田原アリーナは僕自身にも、個人的に思い入れのある場所です。僕が病気の発表をして、次の試合がアウェーの湘南戦でした。僕は来ることはできませんでしたが、次の試合で初めて横断幕を掲げてくれました。そういうことも全部、覚えています。僕自身も2000年の代表合宿がここで行われて、ラモス瑠偉さんがいたり、ここでやっていたことを覚えています。2004年のワールドカップに出る前の最後の国内試合のアルゼンチン戦の前の合宿もここでやっていました。僕にとって、小田原アリーナはFリーグになる前からも思い入れのある場所ですし、最後にここで久光と対戦して、サポーターのコールリーダーは、代表のときに一緒に戦っていた人で、ブーイングされて、最後は横断幕を出してもらって。こんなにうれしいことはありません。湘南さんがチームとして素晴らしいから、こういうふうにしてもらえるんだなと、あらためて感じています。

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