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【Fリーグ】決勝ゴールで3連勝を呼んだ浦安FP荒牧「勝負所で力が発揮できるようにトレーニングもしてきた」

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[11.7 Fリーグ第18節 浦安 5-3 町田 浦安]

 

バルドラール浦安が変わった。7日のFリーグ第18節、バルドラール浦安対ペスカドーラ町田の試合は、浦安が5-3で勝利した。3-1とリードしながら、警戒していたはずのFP森岡薫に2ゴールを決められ、3-3の引き分けに追いつかれる。これまでの浦安だったら、ここから一気に逆転されて…というのがパターンだっただろう。

 

しかし、ここで彼らは追加点を奪った。後方でバランスをとるフィクソのFP荒牧太郎が、前線で相手からボールを奪い、自らシュートを決めきった。4人全員が横一列に並び、見た目にも美しいクワトロで、いかに相手を崩すか。そうした自分たちのやり方に強いこだわりが、時として結果を得ることの邪魔をしていたようなクラブが、この試合で見せていたのは、自分たちのストロングポイントを出すことと、相手の嫌がることをするということだった。

 

自身のゴールやこの日の勝利について語るとき、荒牧は「偶然、今日の試合はうまくいった」という言葉を繰り返した。自分たちが取り組んできたことが、成功するか、失敗するかは、相手によっても変わってくる。この試合で機能したことが、別の試合では機能しないことも、当然あり得るからだ。

 

3連勝でプレーオフ圏内まで順位を上げた浦安。彼らが本当の意味で変われたかどうかは、順位的に自分たちよりも下のチームと対戦する、この先の2試合で、よりはっきりするはずだ。

 

以下、試合終了後のバルドラール浦安 荒牧太郎選手のコメント

――3-1から同点に追いつかれ、相手のリズムになりかけたところでのゴールでした。あのタイミングで前に仕掛けてボールを奪いに行った判断は、どうしてできたのでしょうか?

荒牧 1試合で言うのは、すごく難しいのですが…。シーズンの頭から自分の中にあったフィジカルの概念を変えたんです。たとえば(森岡)薫くんと1対1でバチンとぶつかって、どちらが勝つか。その1回のフィジカルの勝負ではなくて、試合の30分以降は、絶対に体力って落ちてくるじゃないですか? そうすると脳も、技術も、判断も落ちてくるんです。そのときに落ち幅が100から50まで落ちる選手と、100から80、75まで落ちる人だと、やっぱり差が出るわけじゃないですか。

 

――そうですね。

荒牧 1回のバチンのコンタクトで100回やって、100回勝つ人はいないから、そこの落ち幅を少なくするという意識でトレーニングしているんです。だから、試合の終盤にあえて前に行きました。ボールを奪う自信があるから。もちろん、そこにチュスのプレスとかもありましたが、ああいう勝負所で力が発揮できるようにトレーニングもしてきたし、そういう意識でやった。それが今日は偶然うまくいった。

 

――なるほど。

荒牧 逆に言えば、アウェーでやったすみだ戦も、前半ずっと静かにしていて、後半は絶対にチャンスが来ると思っていたけど、それを決められなかったから、結果、負けてしまった。今日はそれが偶然うまくいったということです。

 

――チームとしては、ああいう難しい状況でも粘れるようなチームになってきていますか?

荒牧 でも、3-1から3-3になってしまう部分で、まだまだだし、後半なんてほとんどフットサルができていない部分もありますからね。

 

――以前から、浦安はどういうフットサルをやるかにこだわっていましたが、今日の試合を見ていると、かなり結果を取りに行っているなという印象を受けましたが、その辺はどう割り切っているんですか?

荒牧 それは正直、メンバー的な部分もありますし、外国人が合流してすぐ…というか、戦術理解や言葉の問題、やりたいフットサルの違いもありますし、そこはこれからの課題になってくるんじゃないですか?

 

――試合終盤の荒牧選手のプレーを見ていると、底辺でボールを持ってもつなぐことよりも、とにかく遠くにボールを蹴って、相手のリスタートからのボールを奪おうという意図がかなり明確だったと思うのですが?

荒牧 そうですね。それも今は前で奪えるようになってきているし、練習中からそういう話をしているので。それも一緒です。今までの浦安だと普通に攻撃しているときの方が、得点するパターンが多かったかもしれませんが、今日も、前回の大分戦もセットプレーがすごく多いよとか。1列目でボールを奪えれば、攻撃に手数をかける必要がないというのも、チームで結構、話をするようにしていますね。

 

――サッカーでも、強豪チームはそういうやり方がありますよね。

荒牧 ドルトムントとかもそうじゃないですか。パスを回しているだけじゃなくて、奪われた瞬間に奪い返せば、チャンスになるっていう。サッカーで勉強しているぶん、もっとフットサルでも生かせるので、そういう話をしています。

 

――先日まで行われていたフットサルW杯を見ても、フットサルがフットボールに寄っていった部分、手数掛けずにミドルシュートが多かったり、カウンターの応酬になったりというのが多いなと感じました。

荒牧 間違いないですね。Fリーグで、湘南がああいうやり方をして話題になっていましたが、これからはフットサルW杯に、ドイツやオランダとか、南米とかメキシコとかも出てくると思うんです。そうなったときにプレス回避、下で回すなんて、多分なくなると思うんです。セットプレーももっとヘディングで合わせるようになると思うんです。いろいろなフットサルを受け入れなければいけない。浦安がやりたいのはこれっていうのもあったけど、相手コートでボールを失って、そこからプレスを掛けることって、相手も嫌がることじゃないですか? うちも自陣でボールを失いたくないわけだから。その危険を冒させる。そういうのは、サッカーとかをいっぱい見ている分、自分の中で割り切ってやって、それを人に伝えてやっています。みんなすごく聞いてくれるので。それが今は偶然、良い結果につながっているというだけです。

 

――荒牧選手がプレーしやすいチームにはなってきていますか?

荒牧 うーん、どうですかね。(星)翔太、(高橋)健介さんがいたときとは、比べものにはならないですね。

 

――加藤選手や野村選手が、ああいう2人の形で点を取ってくれたりとか、仕事が少し限定はされたのかなという気がしました。

荒牧 もちろん成長していると思いますし、僕自身も成長していると思いますし、良くなっていきたいですねっていう感じです。

 

――ここで3連勝できたということに関してはいかがですか?

荒牧 もちろん大分と町田っていう、順位を直接争っているチームに連勝できたのは大きいですが、逆に言ったら次、湘南と浜松とアウェーゲームが続きます。それを落としたら、全く意味がないというのもわかっています。けど、簡単な試合なんて絶対にありませんからね。

 

――湘南は特に読みづらいですからね。

荒牧 フィウーザが入って、すごくいいですし、もともとすごく鍛えられているチームですからね。それに横澤さんもすごくいろいろな作戦を練っている人ですからね。一番イヤですよ。警戒していますし。ずっと何かやってきて、こっちが対応する。その次の手くらいまで練っている。横澤さんはそれくらい準備していると思うので。そういうリスペクトもありますから、こっちは向こうが嫌がることをやっていきたいなと思います。

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