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【Fリーグ】リーグ通算100ゴールを決めた府中の10番FP完山徹一「ループで決められたらよかったんですけど…」

[6.23 F12節 立川・府中 3-5 町田 立川]
立川・府中アスレティックFCは、23日に行われたFリーグ2018/20192節で、ペスカドーラ町田と対戦した。今季より、新たにアリーナ立川立飛をホームアリーナに移転したクラブにとってのオープニングマッチ。今季、優勝候補の一角に挙げられる町田にリードされる展開になるものの、後半は完全に試合を掌握して一時逆転した。試合終盤には両チームがパワープレーを仕掛けて勝ち点3を奪い合う展開となり、最終的には残り15秒から決勝点を含む2失点を喫して町田に敗れたが、攻めの姿勢は貫いた。

今季から府中で10番を付けるFP完山徹一はリードされた中で、チームのファーストゴールを挙げ、逆転ゴールをアシスト。しかし、試合終盤にはエリア内のハンドで逆転につながるPKを献上してしまった。敗戦を悔やむ完山だが、今季から新ホームアリーナとなったことで、様々な意識が変わったようだ。

以下、第2節・町田戦後の府中FP完山徹一選手のコメント
――今の試合は、どのように残っていますか?
完山 残念だったというか、お互いにチャンスはありました。ただ、逆転してもう1点が遠かったですね。取っていれば…。

――後半はかなり攻め込みましたね。
完山 はい。結構、意外と。後半は本当に良かったんじゃないですかね。

――前半もチャンスはありましたが、決めきれなかった。
完山 町田の決定力が高かったですね。ただ、全体を通して流れは悪くなかったですが、ちょっとエラーが出たので失点があった。それがもったいなかったですね。もうちょっと自分たちで何とかできたかなと思います。

――1点目のゴールについて、CKから流れてきたボールを右足で押し込みました。
完山 はい。僕のゴールですね。あれはその前にちょっと中断していたので、キッカーの(皆本)晃とファーを狙おうという話をしました。形はちょっと違ったのですが、「ファーが空いていたら(蹴って)」と言ったら、ちょっと相手にも当たりましたが、瞬間芸というか、打合せして瞬間的にやりました。決めるだけだったので良かったですし、個人的にもリーグ通算100ゴールだったので、満足しています。もうちょっと、その前にループシュートがあったんで、そっちで決められたらよかったんですけどね。

――中井健介選手に止められたやつですね。
完山 はい。それで決められたらよかったんですけどね。

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惜しくも阻まれた完山選手のループシュート

――このゴールは、その流れからでしたね。
完山 そうです、そうです。あのループが決まっていたらベストだったのですが、それでもゴールは狙い通りでした。

――その後、同点に追いついてからも逆転ゴールをアシストします。内田隼太選手がマルキーニョ選手に出して、そこから1タッチでパスを受けました。よくあの後、内田選手がフリーになっているのを見逃しませんでした。
完山 そこは自分の良さというか、落ち着きもあります。

――左利きの視野ですかね。
完山 でも、パスは右で出しているんですよ、実は。左で打つふりをしておいて、右足で出す。相手も相当寄ってきていたので。

――なるほど。相手が次の左を警戒しているタイミングで右で出したんですね。
完山 はい。マルキーニョからダイレクトで来たので、僕がダイレクトで左で打つって予測していたんだと思います。かなり密集していました。それでも内田が良いところにいましたし、そこを見つけられる視野の広さ、出せる落ち着きというのは自分の良さの一つでもあると思うので、良い結果が出てよかったなと思います。

――悔やまれるのは、そのあとパワープレーであっさり追いつかれたところです。あの守備に関しては?
完山 あそこは今年、ちょっと違う取り組みをしていて、まだそこがアジャストできていないので想定内ではあります。やられる形という形なので。もったいなかったのですが、長い目で見れば発展途上なので。パワープレーのディフェンスはちょっと違うトライをしているので、あり得る失点でした。

――こうなったから、修正しようねと言える材料ということですね。
完山 はい。そうですね。

――追いつかれたあとは、PKを与えてしまいました。当たっちゃいましたね。
完山 いやー、あれはもう反射ですね。やる気はなかったんですけど、反射で手が出てしまったので。故意ではないんですよ。審判にも「故意じゃなくて反射的に出ちゃったんです」とは言ったんですけど、でも、触るのは触ったので何も言えないですね。一瞬、笛が鳴るまで時間があったので、「ああ、助かったかな」と思ったのですが、吹かれましたね。あれは言い訳がありません。

――あれもパワープレーの時に崩されたというか、折り返しのボールでしたね。
完山 そうです。その前に失点のシーンがあったので、マイナスを切らないといけないという指示が、タイムアウトのときにあったので…。そこで多分、パスからドリブルに切り返したときに……っていうことでした。

――同点の時間帯にお互いがパワープレーをしていました。相手は5ファウルだったので、府中は普通に攻めてもよかったかなと思うのですが、そうした話はありました?
完山 実際にベンチで「パワープレーに行く」という話があったときに、選手からは「普通に攻めていいんじゃないか」というアイディアも出ました。でも、監督がパワープレーで行くというアイディアだったのでっていう感じでした。でも、5ファウルという頭は、当然選手にもありました。

――町田は球際に強いですし、ファウルが重なります。
完山 流れも悪くなかったので、はい。

――悔やまれるのは耐えきれなかったこと? それとも決めきれなかったこと? どちらでしょうか。
完山 やっぱりホームゲームなんで。ホームゲームということを考えると、まずは点を取れなかったことですね。もちろん両方なのですが、どっちのウェイトが大きいかといわれると、僕はもう1点、2点、決定的なチャンスは絶対に各個人にありましたし、そこだと思っています。

――マルキーニョ選手がカウンターで抜け出したシーンとか、渡邉知晃選手がGK11になる場面もありましたね。
完山 ありましたね。そういうところで決めていれば……決めなきゃいけません。このホームに移転してきて、僕たちのクラブとしては大事にしたいと思っていますし、もっといっぱいたくさんの人に来てほしいし、今のスポンサーさんからももっと手厚く支援してもらいたいと現場もクラブも考えています。それを考えると、もっと点を取って楽しんでもらえる試合、勝って楽しいと思える試合を提供しないといけないと思います。

――試合前の入場など、良い意味でFリーグっぽくない演出もありました。
完山 そうです。そういうものを継続してやっていただくためには、こっちは結果を出して、もっとコストをかけてやってもらえるようにすることは必要だったと思います。それができなかったので、余計に悔しいというか、一つのただの負けではない。今年はホームゲームで負けるというのは、僕たちにはつらいことですからね。

――次節もホームですし、相手は名古屋オーシャンズです。
完山 町田、名古屋という連戦で強い相手とホームで戦えます。今日も会場のボルテージは上がるところは上がっていたので。そういうものを次も出さないといけないですし、ここでやるときは、相手が名古屋だろうが、どこだろうが、とにかく僕たちは今年やらないといけません。

――今年やらないといけないというのは、移転してアピールしなきゃということですか?
完山 もちろん、「今年ダメなら、来年」というのがダメですっていう話ではないですが、最初が肝心だと思っています。ゼロからのスタートでやっていくので、最初に良いスタートを切れないとダメだと思っていますし、みんなもそういう思いを共有しています。そういう思いで、今年大事だと。どのゲームも大事ですが、特にホームゲームは大事にしてお客さんに楽しんでもらったり、また見に来てもらいたいなと思ってもらえる試合を、僕たちがプロフェッショナルとして提供していかないといけません。

――応援しているクラブが勝つことは大事ですね。
完山 はい。それでなるべく、より多くのゴールを見せる。そのほうがわかりやすいんでね。もちろん今日の試合も、フットサルの色が詰まっている部分があったと思います。5-3というゲームで、両チーム合計8点入ったので。シンプルに見ている人も、面白かったんじゃないのかなとは思っています。ゴールが入らないと、見ている人もつまらないと思うので。

――残り15秒で2点入るって、なかなかないですしね。
完山 玄人ばかりが見ているわけではありませんからね。もっと見に来たいなと思ってもらうためには。なので、ループシュートが決まればよかったなとそういう意味でも思いますね。

――そこ、だいぶ悔しいんですね。
完山 そうですね。ああいうプレーで「おおっ」と思ってもらうのも、自分のホームゲームでは一つの仕事だと思っているので。なかなか、全員が全員、ああいうプレーができるわけではないので、やれるやつは、そういうのをやらないといけないなという思いがありますね。

――10番ですしね。
完山 そうですね(笑)。でも、それはたまたまで、後付けになるんですが、みんなからも期待してもらっているので。

――自分から「俺しかいないでしょ!」と立候補したのでは?
完山 たまたま番号を決めるときに、アリーナも変わるので、僕も背番号を心機一転しようかなと思っていました。で、何も考えずに「10番が空いているなら10番でいいや」と、たまたまラファ(山田ラファエルユウゴ)がいなくなって10番が空いていたので。そのまま25番でもよかったですし、割と軽い気持ちで「10でいいじゃん」と思ったのですが、会う人、会う人に「えっ、10番ですか!?」って言われたので、「あ、10番ってそんなに大変な番号なんだな」って今になって後悔し始めています(笑)。でも、新しいアリーナになりましたし、もうちょっと自分の技術をわかりやすく出していこうかなと思っています。

――フットサルではないですが、10番で左利きといえば、マラドーナ、メッシというイメージですからね。
完山 そうですよね。そういう人が付けるとみんな思っちゃっているので、後付けですが、みんなの期待に応えられるようにやらないといけないなと思っています。

――次の名古屋戦ですが、今年は圧倒的に強いなという感じがあります。さらに西谷良介選手がラファエル・サカイ選手が負傷しているモンスタークラブです。
完山 そうですね。おっしゃるとおりなので。ただ、まだ序盤の3節目ですし、僕らにとってはホームゲームなのでぶつかっていくだけです。相手はチャンピオンチームなので淡々とやってくるでしょうけど、僕たちも戦略は練るでしょうが、ここでやる限りは少しでも攻撃的な姿勢を見せて、守っているだけではだめだと思うので、攻撃的な姿勢、点を取りに行くんだっていう姿勢を見せないと、見ている人にも伝わりにくいと思うんで。

――これまでは相性も良かったですし、狭いところだからよかったんだと言われてしまうかもしれません。
完山 それもありますし、今年はメンバーも変わっています。今までどおりの、名古屋に対抗できる屈強なフィジカル、バチバチやれる選手だけではないと思っています。若い選手たちはね。だから、どっちかといえば走ったり、機動力であったり、まったく違うところの長所があると思うので、だからこそ共有して攻撃的なところを出していきたいと思います。

――チームが完成していく、その過程も面白そうですね。
完山 はい。チームにはポテンシャルはあると思うんです。今日のゲームでも、あの町田にパワープレーをさせるところまで行っていたので。最後は僕の個人的なハンドでつまらない試合になっちゃいましたが、それまではほぼ相手も苦しめましたし、後半は相手にやりたいことをやらせなくて、相手はパワープレーしか策がなかったくらいだと思うので。しっかりやれていたと思います。

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――では、ブレずに継続ですね。
完山 そうです。僕はそう思います。あとは個人的なエラーとか、つまらないミスを減らしていけば、アグレッシブな姿勢、攻撃的な姿勢を持っていれば、もっともっとより良いものになるんじゃないなかと。結果もついてくるんじゃないかなと。まずはブレずに、継続してやるしかないです。

 

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