【日本代表】強豪国相手の敗戦を前向きに捉えるFP渡邉知晃「全員が同じ方向を向けた遠征だった」

欧州遠征を行っていたフットサル日本代表は、4月8日に帰国した。遠征ではハンガリーと2試合を戦い1勝1分け、スロベニア代表とは3試合を行い1分け2敗という結果だった。ミゲル・ロドリゴ監督の下でも、チームのスタート時から日本代表に招集されていたFP渡邉知晃(府中アスレティックFC)は、負け越した遠征になったものの、強豪と対戦できたことに大きな意味があると遠征を振り返った。

 

以下、欧州遠征後のFP渡辺知晃選手のコメント
――遠征はいかがでしたか?
渡邉 とりあえず、ヒザが痛かったですね。最初の方の練習でケガをしてしまって、ずっと痛みがありました。

 

――でも、普通に出ていましたよね?
渡邉 出ていました。試合は大丈夫でしたね。

 

――ブルーノ監督の下、初めての遠征でしたが、いかがでしたか?
渡邉 良かったんじゃないですかね。トータル的に。これから熟成していかないといけない段階だと思いますが、そういう段階で強いヨーロッパの国とできたのは、課題が見えやすいのでプラスだったと思います。格下とか、同等の相手との試合だと、戦えてしまうので課題が隠れてしまいますが、ごまかしの利かない相手と戦って、こうやって負けることで課題がわかりやすく見えました。

 

――具体的に見えた課題とはどのようなものですか?
渡邉 やっぱり準備期間も短いから、熟成できていないっていうのは、もちろんありますしね。でも、その中でもやれている部分、戦術が切り替わって新しいことをやろうとして合わせている段階で、特にディフェンスでは良い部分も出せていたと思います。オフェンスとかは、まだ構築しないといけませんが、個人で点を取れるようにならないといけないのは反省ですね。ここぞっていうときに、やっぱり外国の選手は点を取ります。ワンチャンスをものにできる力があるのに対して、日本は僕を含めて決めきれないのが課題でした。決めきれないのであれば、より多くのチャンスをつくり、確率を上げていくしかありません。その部分はまだ触れていない部分なので、これからいくらでも改善できると思っています。

 

――特に最後の試合は、0-3というスコアでしたからね。
渡邉 そう。点を取れないというのは、いま大きく出た課題ですが、そこにフォーカスしていて点を取れていなければ問題かもしれません。でも、まだ合宿も3回しかやっていませんし、今は守備を大事にしているので。その守備では大崩れしたわけではありませんし、失点もセットプレーとか、最後の試合の最初の1点も拮抗した中で相手が前半の終盤に先手を取りに来て、パワープレーをやってきたんです。相手はパワープレーの質が高かったし、でも、日本はそんなに深くパワープレーのディフェンスをやっていたわけではありません。そういう失点だから、これから改善の余地もあります。セットプレーの失点もそうです。そういう意味では、この段階で強豪とできてよかったですね。最後、勝って満足して帰りたい気持ちもありましたが、負けて「まだまだだな」とわかって帰って来れたのもよかったと思います。そんなにうまくはいかないですよ、いきなりは。それでもハンガリーにはしっかり勝てましたからね。

 

――ブルーノ監督の下では、初めての遠征でしたからね。
渡邉 そうそう。実際に時間があまりない中だから、毎日2部練習というかなりのハードスケジュールの中で試合をこなしていたこともあります。それを言い訳にはしたくありませんが、疲労はありましたし、代表で活動できる時間が限られていることもあり、新たな監督の下でチームが始動したばかりなので、試合前であっても2部練習をやらないといけない。それでも、そういう疲労もある中でやったことを含めて、良い時間を過ごせたのではないかと思います。チームとしてやろうとしていることに向けて、全員が同じ方向を向けたということが、すごくできた遠征だったと思います。

 

――おそらく、このメンバーが11月のアジア選手権予選でも中心になっていくはずです。
渡邉 そうですね。なっていかないといけないメンバーですし、逆に言うなら経験のある選手が多いので、成長スピードもそれに伴って早くしないといけません。もし選ばれたら、次のアジア選手権で借りを返さないと、アジアにおける日本の強さや地位を完全に失うので、そこは厳しくやっていこうと思います。