【新連載】ビバ!! フットボール・サラ 第1回 スペインリーグ序盤戦、首位を走るのはインテル

世界最強を自負するスペインリーグは、今シーズンもその看板にふさわしい熱戦が繰り広げられている。

8節が終わって、首位を走るのは、リーグ5連覇を目指すインテルだ。

名古屋オーシャンズに所属したポルトガル代表FPリカルジーニョがエースとして君臨し、その脇をスペインとブラジルの各国代表が固める。高橋健介(現バルドラール浦安監督)が、選手としてセゴビアに在籍した時の監督ヘスス・ベラスコがボールを保持し、攻撃志向が強い魅力的なチームを築き上げた。

インテルを追うのは、バルセロナだ。

昨シーズンのリーグMVPブラジル代表FPディエゴ、ブラジル代表ピヴォ、FPフェラオを中心にインテルに負けない陣容が揃う。

インテルと共にスペインを代表する盟主エルポソは、昨夏に補強をせず、下部組織の選手たちをトップチームに昇格させた。その大胆な方針による経験値が少ないチームは、順調に勝点を積み重ねることはできていない。

だが、攻撃的なドゥダ監督の志向は揺らぐことなく、相変わらず攻撃的なフットサルを展開する。将来への期待値はかつてないほど大きいが、今シーズンは我慢を強いられる試合が多いだろう。

スペインのフットサルの魅力は、パスワーク、連携であり、規律あるディフェンスだ。

選手たちの能力を最大限に活かしながら、各監督が競争力の高いチームをつくり上げている。コートで行われる駆け引きに、ゴレイロのセーブを含めて世界のトッププレーヤーの個人技が彩る。

以下はスペインリーグ序盤戦に行われた注目ゲームのハイライトだ。

 

序盤戦の注目ゲームハイライト:

 

スペイン3節サンタ・コロマ対バルセロナ戦ハイライト

同じバルセロナに本拠地を置くダービーは、毎シーズン熱戦となる、特にサンタ・コロマのホームでは。

この日も最後までどちらに勝利が転んでもおかしくないゲームだった。

ブラジル代表ピヴォ、FPフェラオのループシュートでの1点目、パスワークからのスペイン代表FPアドルフォの得点、スペイン代表歴を持つ国内屈指のゴレイロ2人のセーブ、。

クオリティの高いプレーが続くゲームを制したのは、パワープレーで得点を決めたバルセロナだった。

 

スペイン3節オサスナ・マグナ対インテル戦ハイライト

昨季王者インテルを本拠地に迎えたオサスナ・マグナが、同点で乗り切ったゲーム。

連携、速攻など局面ごとの各選手の戦略的なプレーが、スコアボードを動かす。

オサスナ・マグナは毎シーズン、個々の力を結束させ、個々の力で上回る強豪チーム相手に勝利を競うが、そんな力を示す典型的なゲームだった。

 

スペイン4節カルタヘナ対エルポソ戦ハイライト

同じムルシア州に本拠地を置くダービー。

カルタヘナの新天地でのこけら落としとなったダービーは、3-3の引き分けに終わった。

エルポソはセットプレーなどから3点を先攻したが、後半に同点にされている。

若い選手が多い今シーズンのエルポソのネガティブな部分、経験不足を体現したゲームとなった。

 

スペイン6節エルポソ対バルセロナ戦ハイライト

バルセロナの1点目、パスワークからのアイカルドの得点は今シーズン最もスペクタクルなゴール、チームワークとスキルの高さが重なったものだった。

しかし、バルセロナは試合終盤に決定的な戦略ミス(パワープレーを敢行したが、アイカルドをゴレイロのままゴールクリアランスを行った)を犯し、敗れた。

ミゲリンを欠くなど若い選手が担う役割が多かったアウェーでのバルセロナ相手への勝利は、エルポソに勝点3以上のものをもたらしたに違いない。

 

スペイン7節サンタ・コロマ対インテル戦ハイライト

サンタ・コロマがインテルを本拠地に向かたゲームは、インテルがわずかなチャンスを見逃さず、個の力で好守を続けていた元スペイン代表クリスティアンの牙城を崩した。

サンタ・コロマも元ブラジル代表が見事なミドルシュートを突き刺したが、同点に追いつけなかった。

(文=座間健司)